2025年6月23日
金沢市堀川町
最近、評判の新規オープンのお店。旅館で長年板さんをされていた方が腕を振るっていると聞いてweb予約、当日は予約で満席。1800円の日替わりランチはサービスという柚子のグラニテからとデザートスタート。トレーに乗せられたお料理はそれぞれが更に小さな器に盛られて切り子のグラスに入っているのが甘酒チーズ甘いチーズムースのよう、渡されたメニューにはなかったけれどとうもろこし豆腐と説明、蒸し鶏サラダ黒オリーブドレッシングは焼いた鶏肉で、柳鰆の柚庵焼きは意外と細いはじかみにコストがかかりがち、奥にはしば田の焼き厚揚げ大根卸を乗せて、これしば田って書いてあったので気が付かなかったけれど新潟の新発田らしい。カジキのポン酢かけは炙って四国でよく使われるりゅうきゅうを添えて、季節の冷し鉢は太胡瓜とオクラ、プチトマトの炊合せ。旬魚のセピーチェがびっくり小さく切ったサーモンや鯛、鰤なども入っているらしいけどさいの目の赤、黄のパプリカに玉葱、小さなぶどうの実と甘酢で和えたもの。きれいで刺身の切れ端をこんな風に手間をかけてリメイクするのかと。別皿で出されたのが湯葉巻き天ぷら、茄子、さつま芋、グリーンアスパラに湯葉包みの中は海老とお餅を塩で頂く。能登産こしひかりと岩のりと葱の白味噌汁、漬物は胡瓜の醤油漬け、デザートに和三盆とは思えぬ甘い南瓜プリン。女性客が多く、見た目にすごいすごいと歓声が上がっていたけれど、板さんの徹底したコスト意識と見せ方には驚いたな。品数が多いのでランチのメニューは毎日印刷されてテーブルに添えられるよう。夜は居酒屋なのだろう、その食材の有効活用のランチの感じ。