新型コロナウィルスの影響により、3月に入ってからは各地でイベントの中止や延期が発表されています。
私たちが場所をお借りしている「喜楽苑あんしん24」さんでも、3月はすべてのイベントが中止となりました。
私たちもスタッフの間で、今月の「まあるい食卓」をどうするのか話し合いました。
そもそも、まあるい食卓を始めるきっかけになったのは、2015年の春頃、尼崎市内にもしんどい思いをしてる子どもさんがたくさん居ると知って、何とかしようと思ったのが始まりでした。
子どもの貧困問題がクローズアップされ始めた頃です。
そしてその年の6月から活動をスタートして、台風で警報が出たとき以外は毎月開催してきました。
月に一度の活動ではありますが、初期の頃からずっと来てくれてる子たちも居て、彼らにとって居場所と思ってもらえる、思ったことを自由にしゃべれる場になってきたと思っています。
先月のイベントの時も、また来月ねと言ってお別れしました。
ところが今回のコロナウィルスの影響で、学校も3月から休校になり、彼ら彼女らが昼間どうしてるのか。
食事はどうしてるのか、とても心配になりました。
学校の休校が決ってから、子ども食堂に関わるネットワークで、たくさんの情報のやり取りがありました。
私たちの所にも、必要とされてる世帯に届けるようにと備蓄食を届けて頂いたり、関連部署を通じて状況を確認したり。
直接的だったり、間接的だったり。
関わり方は色々ですが、子ども達の状況に思いを寄せる人がたくさん居ることを目の当たりにして、とても温かい気持ちになりました。
「まあるい食卓」も、いつものようなイベントは中止にして、必要な人に届けられるようお弁当を作ることにしました。
しかしSNSなどで発信しても、来てほしい人に情報はなかなか届かなくて、結局は関連機関の方を辿って、伝言をお願いしてやっと伝えることができたのでした。
そして当日。
今回も、豊中の自然農家蒼井さんから、新鮮野菜がたくさん届きました。
作ったのは、
*さつま芋と間引き人参のかき揚げ
*大根としめじのカレーきんぴら
*菜の花のゴマ和え
*紅白なます
*高野豆腐の卵とじ
*ゆで玉子
私たちが、心を込めて作りました。
無事にお弁当を渡せてホッとひと息。
だけど、彼ら彼女らは、なかなか帰りたくなさそうで。。
「一緒に座っていって」と言いたい気持ちで山々でしたが、コロナウィルスの感染拡大が懸念される所。
今日の所は、ぐっと我慢しました。
4月の第三日曜は、春らしく温かい日になっていそうです。
来月は、お弁当を持って外で食べるのも良さそうですね。
そんな事を話しながら、今日の一日を終えました。
(文責:金岩日佐美)
新型コロナウイルス対策のため来月以降の「まあるい食卓」開催は未定です。
直前のブログ、Facebookでご確認ください。
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『お腹もハートも温まろう~♪』
「みんなでごはんプロジェクト ~まあるい食卓~」は、誰もが気軽に、ご飯たべたり、おしゃべりしたり、遊んだりして過ごせる場をめざしています。
大人も子どもも、おじいちゃん、おばあちゃんも。
昔から地域に住んでる人も、新しく入ってきた人も。 そしてなにより温かい食卓につけない子供達に届けたいと思います。
当日は、開催時間内の、好きな時間に来て、手を洗っておにぎりを作ります。
具沢山のお味噌汁は、こちらで用意してます。
ご飯のあとは、テーブルでおしゃべりしたり、ゲームしたり、外の公園で遊んだり。
★ボランティアでのご参加希望くださる方へ。
ガイドラインを作成していますので、ぜひ一度ご覧ください。
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