maple valley ~乙女手芸部~

高校から再び特別支援学校へ
大好きなものづくりと日々のあれこれを
のんびりと綴っていけたらと思います(^^♪

図書委員会②

2013-01-26 08:25:18 | その他
中学生、とっても難しいお年頃。
力で抑え込もうなどしても無駄にしかならないので
話し合い。
中学生はけっこう話しこめるのが楽しい。

図書委員会としてどうなったら成功か?からはじまって
自由にディスカッション。
生徒たちは素晴らしい。話しているうちに道筋がわかってくると
柔軟な発想でいろいろなアイディアを出してくる。
はしっこから見ていて感心するばかり。
例えば、朝の会を図書館でする(クラス交代で日を決めて)
そうすればついでに本を借りるから  とか
本好きの図書委員会なのだから、本を読んでいない友達の
好みに合いそうな本をそこで差し出す、本のコンシェルジュ とか
自分が読んで面白かった本にはコメントをつけた帯をつけよう とか
返却が面倒だという生徒のために、各階に返却ポストを作ろう とか
図書館に来てくれてありがとうのしおりを作ろう とか
こうなってくると誰も”注意してチェックする”なんて言わない。

でも、もっと根っこのところでは
そもそも本は人に言われて読むものではないと私自身は思っています。
読む読まないも自由ではないのか?読まない選択肢がないことの方が
おかしい。(学校ってこんな決めつけが多い気がします。決めつけを続けて
伝統とかという・・・)
だから貸し借りの業務を中心にすればよいのではと。
そのあたりも生徒に話してみたら、「やる気なさすぎじゃない?」と
逆にお叱りをうけた。まったく変にまじめな生徒たちで頭が下がります。
結局、読まないという選択肢を明確にできなかったけれど
アプローチしてみて応じてくれたらおかげさまくらいの感じで。
”読め”と強制はしないけど”こんな楽しい世界もあるよー”的に
人と本をつなぐお手伝いの委員会くらいの雰囲気にはなったかな。

話し合いが楽しそうで仲間に入りたかったけれど
ぐっとがまんして、ときどき合いの手と整理を。

そんなこんなで試行錯誤の図書委員会は私にとって
とても思い出深い活動のひとつです。

が、異動して何がショックだったかといえば
K養には図書室がなかった・・・・
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2 コメント

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ーそもそも本は人に言われて読むものではないと私自身は思っています (S社長)
2013-01-26 13:30:08
 全くその通りですね。
 小学校勤務時代、読書週間がありました。その時に代本版が動いていないとオバハン先生から言われて頭がおかしいんじゃないかと思いました。
読書=いいことっていつからなったんだろう。
 牛乳のむと身体にいい、っていうレベルのまやかしですね。

 ちなみに小中高と学校で借りた本の数は多分3冊以下ですが、今では家中に本があるぐらい好きですね。
 読書を強制しなかった担任の先生に感謝せねば。手を抜いてくれてありがとう。
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S社長様 (maple)
2013-01-27 17:09:58
コメントありがとうございます。
読書の強制体験で本が嫌いになっては本末転倒ですね。担任していた教室には色々なジャンルの本を
勝手に置いてValleyの本棚を設置していました。
バスケ部の男子は「スラムダンクを読み返せ」とかを
手にとっていました。置いておくだけでおもったより
本は動いていたと思います。

個人的には読書感想文も苦手でした。
うまく書けないし、発表や人に読まれることへの抵抗感が強かったです。泳げないし牛乳も苦手だし、できないことがたくさんある中学生でした。
救いだったのは親が見て見ぬふりをしてくれたことでしょうか。たぶん一度も「勉強しろ」とか言われた記憶がありません。(笑)
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