医療と適当に折り合いをつける内科医

医師国家試験浪人後の適当な医療を目指す内科医を追います

今年の自分を展望する

2007-01-04 02:52:04 | 日記
あけましておめでとうございました。昨年は医療崩壊序章といった感じでしたが、今年は本格的に医療崩壊が進むものと思われます。私のいる病院などは田舎の大病院なので忙しいながらもこの点ではまだ恵まれた環境といえます。しかし、今や医療側と患者側との意識のズレは限界にまで来ています。このズレはもちろんマスコミが煽って広げたものです。それに加えて医療費削減しか考えない国家政策が医療崩壊を完全に加速させました。しかしこの医療崩壊、一般の方々にはまだ実際より認識が薄いのかもしれません。今年はそれが一気に加速するはずです。

といきなり暗い話からすすめてしまいましたが、かくいう私は本年は形成外科、産婦人科を回って、4月からは「表向きは」腎臓内科医となります。どのような医療をやるのか、はすでに決めているのですが、どのような形式でそれを実現させるのがベストかというところで迷っております。それは究極出生で実現させるのか、終末で実現させるのか、ということです。どちらでも携われればいいのですが、今の医療形態では小児と老人を両方見れる場所は限られているのです。そういう意味では今年もいくつかの科をふらふらと回るのではないかと思います。

昨今医療は標準化が進んでいます。ガイドラインも増えてきました。これだけ出来ればとりあえずは文句は言われないということです。そういう知識と技術はさっさと習得して新たな局面に行きたいのが今年の目標です。どう考えても今の医療、医者に必要な知識は医療だけでは話にならないです。医療だけ出来る医者は出来ない医者とみなされかねません。必要な法律、裁判の知識はさっさと習得し、次は電子工学系・プログラミング技術です。簡単な機械とプログラム言語は扱えねばなりません。そして相変わらずのコミュニティの発展です。久しぶりに楽器もいじる事にしました。カメラもいじり出しました。どれも必須のアイテムです。

みなさんも良い1年を、つくっていきましょう。