茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

鎌倉紀行 円覚寺 静かな茶室「烟足軒」

2023-04-07 20:53:59 | 旅先にて
 円覚寺の塔頭の一つである佛日庵の中には茶室がありました。

茶室 烟足軒(えんそくけん) 
http://www.butsunichian.com/annnai/23/


 烟足軒、今は使われていないそうですが、中は拝見できるように開け放たれていました。
 円窓が味わいあり。

 

 躙り口から。



 外待合は広々として。



 帰りに振り返り全体を改めて眺めて帰路につきました。枝垂れ桜が満開だったらまた違う風景になるだろうと想像しながら。
 



 こんなに歴史のある茶室が近くにあったとは全く知りませんでした。
 実は意識してみると、お寺や城、様々な施設に茶室があります。
使われているところもあれば、ひっそりと保存だけされているところも。

 茶道を習っていても私自身茶室にまで意識が向くようになったのはここ数年のことです。
 今は、炉はどこに切られている?床の間は?窓は?躙り口は?と自分が実際に席に入るとしたら、点前をするとしたら、という視点で見るようになりました。
 『茶遊庵』でお稽古を進めるにつれ、自分の茶室が持ちたくなり、益々茶室への興味は深まっております。

 旅先の茶室で一番心に残っているのは、友人たちと思いがけず出会った会津若松 鶴ヶ城にある麟閣
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/842e5c11ce51068db0226db943f2693b
 今も雪舞う中の茶室の風景が目に浮かびます。
 寒かったのも手伝ってか、外で飲んだお抹茶の中で、あの時ほど美味しいと感じた抹茶はなかった気がする。また行ってみたいなあと思う茶室です。
 まだまだ知らない茶室がいっぱいあって、
その一つ一つに歴史があり、一服した人たちの想いが詰まっていると思うとワクワクします。

 今回もいい茶室に出会えました。
 


 

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