goo blog サービス終了のお知らせ 

茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

千家十職

2005-06-20 22:27:41 | 茶道マメ知識
 茶道具の項で簡単に茶席で必要な道具をご説明したが、それらを作る為に千家にはお抱えのお道具師(職人)がいる。それを特に千家十職と呼んでいる。家元宗匠の好みや創意工夫で諸道具を調整する職人で、明治中期よりそう呼ばれるようになった。 具体的には以下のとおり。 永楽家: 土風炉、焼物師    現在17代目  花入・蓋置・茶碗・水指・香合など 大西家: 釜師         現在16代目  釜・鉄瓶・建水 . . . 本文を読む
コメント

茶道の許状

2005-06-19 12:00:04 | 茶道マメ知識
 茶道に許状があることは皆さんご存知かと思う。 流派によって細かい名称は違うと思うが、裏千家の許状についてご紹介しておく。 最近はコンピューターで管理されるようになっていつどの許状をとったか一目瞭然でわかるようになり、級ごとのカードも頂けるようになった。 もちろん、昔ながらの奉書に筆で書かれた許状も頂ける。わが先生は授与の際に読みあげて下さるが、漢語で固く難しいので最近はワープロで読み方を書いたも . . . 本文を読む
コメント

お茶事始、表と裏の違い

2005-06-11 20:50:18 | 茶道マメ知識
今日はお茶の歴史について簡単に。 お茶を飲む風習は仏教と同様に中国から伝わった。多分、遣唐使や渡来してきた僧によって伝えられたと思われる。やがて最澄が唐からお茶の実を持ち帰り比叡山でそれを育てるようになった。しかし、遣唐使の廃止で894年以降、一時中断する。 平安時代末に宋との交流が始まり、臨済宗の栄西が宋から茶や道具を持ち帰り、再び茶が復興する。当時、茶は薬として飲まれていたのが、徐々に武家に . . . 本文を読む
コメント

茶杓の銘

2005-06-08 21:16:14 | 茶道マメ知識
五月、六月と、季節マメ知識として季語をご紹介してきたが、 季語は茶杓(お茶を掬う匙)の銘に使われることが多いが、季語でない銘もあることはご存知だろうか。 一般に薄茶点前の際は、季語にちなんだ銘を使うことが多いが、 一方、濃茶点前の際は、より固い、時季無しの銘を使用することが多い。 季語はおいおい季節マメ知識としてご紹介していくので、今日は時季無しの茶杓の銘にどんなものがあるか、ご紹介しよう。おめで . . . 本文を読む
コメント

おじぎ 真行草

2005-06-07 21:38:46 | 茶道マメ知識
おじぎは普段も大事な所作だが、茶席でも相手への尊敬、相手への心配りとして重要な意味を持つ。 また、おじぎの仕方には真・行・草の三通りがあり、客・亭主とも時と場合に応じて使い分ける。 ○真のおじぎ: 両手を静かにひざ前に下ろし、両手のひら全面を畳につけたまま、上半身を自然に曲げて深く頭を下げる。背中は丸めず、手は両方の人差し指をつき合わせるよう注意。 主に、客のおじぎだが、亭主が茶道口で始めと終わ . . . 本文を読む
コメント

濃茶薄茶

2005-06-02 20:38:08 | 茶道マメ知識
抹茶とは、お茶の葉濃茶薄茶を臼でひいて粉末にしたもので、昔は、 飲む直前に引き立てを頂いたそうで、風味も格別であったとか。 いわゆる抹茶の飲み方には二種類ある。 濃茶と薄茶。 一般的なのは“お薄”と呼ばれる薄茶で、よく神社仏閣やデパートの 美術コーナー等で頂けるのはこちら。 薄茶は、茶杓(お茶を掬う匙)山盛り一杯半(約2g)に、 約80度位のお湯を柄杓1合の半分(茶碗三分目位)入れて、 茶筅で混 . . . 本文を読む
コメント