暑さ寒さも彼岸までというが、今年も言葉通り、彼岸を過ぎて涼しくなった。秋分の日を含めて今年は3連休だったので、お墓参りに出かけた方も多かったのではないでしょうか。過ぎてしまいましたが、お彼岸について。
春分の日(3月21日)と秋分の日(9月23日)を中日として、その前後3日間をあわせた7日間を“春彼岸”、“秋彼岸”という。初日を特に“彼岸の入り”と呼ぶ。春分の日・秋分の日は昼と夜の長さが同じ . . . 本文を読む
秋といえば、お月見。今年の中秋の名月は、9月18日です。京都では様々な神社仏閣で観月会が催されるようです。
日本では月にまつわるお話は多く、思いつくところで書けば、月の中ではうさぎが餅つきをしている、竹取物語、日本史で習った藤原道長の“我が世をば望月のかけたることもなしと思えば”の歌など。月は潮の満干を引き起こす。満月の夜には出産が多いと言われ、潮の成分と同じものが流れる我々の身体と密接な関 . . . 本文を読む
今日は9月9日、重陽の節句。奇数は陰陽で“陽”に当たり(偶数は“陰”)、最上級の“陽”の数字が重なるので、重陽。不老長寿や子孫繁栄を願う行事だったが、新暦が導入されて菊の咲く季節とずれてしまい(昔は1ヶ月遅れで、まさに菊が美しい時期だった)、他の節句に比べてすっかり影が薄くなってしまいました。
この時期、“着せ綿”という銘の、菊の花の真中に綿に見立てた白い餡が乗っている和菓子がよく見られます . . . 本文を読む
暑い中にも朝夕の風に秋を感じる頃になりました。いよいよ9月、秋の味覚が楽しみですね。夏の疲れも出やすい頃、身体には気をつけて過ごしましょう。
九月の別称:長月、夜長月、玄月、菊咲月、菊開月、仲秋、無射、季秋、暮秋、紅葉月、終玄、季白、寝覚月、祝月、晩秋、色取月、稲刈月、小田刈月など
九月の二十四節気:
白露:九月八日頃。秋の気配が加わり、露が白くなる頃。
秋分:九月二十三日頃。昼夜の長さがほ . . . 本文を読む
明日から八月。暑い日が続いていると思っていたら、暦の上では“立秋”あり、早くも秋、挨拶も“暑中お見舞い”から“残暑お見舞い申し上げます”に変わります。夏も残り少ない寂しい感じがしますね。
八月の別称:葉月、壮月、観月、桂月、木染月、秋風月、稲葉月、雁来月、月見月、紅染月、萩月、燕去月など
八月の二十四節気:
立秋:八月八日頃。暦の上では秋の始まり
処暑:八月二十一日頃。暑さが収まり、涼し . . . 本文を読む
七月、今年も後半戦突入です。
富士山の山開きや今日から夏の風物詩の風鈴を電車内に飾る路線のことをニュースで見ました。街にも七夕飾りや浴衣、花火情報など、夏らしいものがたくさん見られるようになりましたね。
七月の別称、季語をご覧になって一足早い夏を感じて下さい。
七月の別称:文月、文披月、女郎花月、親月、初秋、七夕月、七夜月、涼月、桐月、蘭月、首秋、秋初月、孟秋、棚機月など
七月は五節句 . . . 本文を読む
六月になった。関東地方はそろそろ入梅。
六月の別称:水無月、鳴雷月、常夏月、風待月、涼暮月など
六月の二十四節気:
芒種:六月六日頃。稲を植え付ける頃。
夏至:六月二十一日頃。一年のうち昼間の時間が一番長い日。
いよいよ夏至を迎える、夏至を過ぎるとどんどん日暮れが早く
なっていき、暗くなるのが早くなる。
季節としてはこれから本格的に暑くなり夏を迎えるのに、日は短く
なっていく、というところで . . . 本文を読む
日本には季節をあらわす美しい言葉がたくさんあって、
茶道具や菓子にもよく使われている。
予備知識としてまずは今月五月から。
五月の別称:皐月・早月・早苗月・吹雪月・吹喜月
五月の二十四節気:
立夏: 5月6日頃。立夏より立秋前日までが暦上の夏。
野山が新緑に彩られ、夏の雰囲気が感じられるようになる頃。
小満: 5月21日頃。陽気がよくなり、草木等が生長して生い茂る頃。
季語: 立夏、薫 . . . 本文を読む