茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

七月

2005-07-01 20:01:00 | 季節マメ知識
 七月、今年も後半戦突入です。
 富士山の山開きや今日から夏の風物詩の風鈴を電車内に飾る路線のことをニュースで見ました。街にも七夕飾りや浴衣、花火情報など、夏らしいものがたくさん見られるようになりましたね。
 七月の別称、季語をご覧になって一足早い夏を感じて下さい。

七月の別称:文月、文披月、女郎花月、親月、初秋、七夕月、七夜月、涼月、桐月、蘭月、首秋、秋初月、孟秋、棚機月など

 七月は五節句のひとつ、七夕(7月7日)がある。
天の川にかさ鷺が橋を作り、隔てられた牽牛と織姫が年に一度出会う日。
奈良時代から行われ、江戸時代には民衆にも広がり、葉竹に願いことを書いた五色の短冊を飾る。今年は何をお願いしましょうか。

七月の二十四節気:
小暑:七月八日頃。暑気の入り。
大暑:七月二十一日頃。暑さが一番厳しい時。

七月の季語:岩根水(いわねみず)、雲の峰(くものみね)、夕涼み(ゆうすずみ)、涼風(りょうふう)、蝉(せみ)、風鈴(ふうりん)、白露(はくろ)、苔衣(こけごろも)、爽風(そうふう)、鷺(さぎ)、瀧(たき)、渚(なぎさ)、布引(ぬのびき)、潮風(しおかぜ)、七夕(たなばた)、待宵(まちよい)、ひぐらし、白雲(はくうん)、夕立(ゆうだち)、天の川、銀河(ぎんが)、青葉(あおば)、遣水(やりみず)、早瀬(はやせ)、笹舟(ささぶね)、星祭(ほしまつり)、星の光、雲居(くもい)、せせらぎ、緑陰(りょくいん)、浅瀬(あさせ)、浦風(うらかぜ)、撫子(なでしこ)、木陰(こかげ)、朝露(あさつゆ)、岩清水(いわしみず)、苔清水(こけしみず)、瀧川(たきがた)、海原(うなばら)、織姫(おりひめ)、涼扇(りょうせん)、流星(りゅうせい)、夏霞(なつがすみ)、芦辺(あしべ)、祭囃子(まつりばやし)、虫干(むしぼし)、夏日影(なつひかげ)、金魚売(きんぎょうり)、夕凪(ゆうなぎ)、虹(にじ)、喜雨(きう)、潮浴(しおあび)、海松(みる)、暑気払(しょきばらい)、常夏(とこなつ)、草笛(くさぶえ)など

 夏らしい、水や風、影を感じさせる季語が多い。読んでいるだけで、きらきらとした水面と暑い日差し、流れる風が思い浮かんで涼しい気分になりませんか。
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