極楽とんぼは風まかせ

東は東、西は西。交わることなき二つとはいえ、
広い太平洋、東の風が吹き、西の風が吹き・・・

朝ごはんは点心、晩ごはんは玄米酢入りおでん風

2011年09月27日 | 今日の風の吹きまわし
火曜日。今日は明るい。台風一過というところか、青空はほんとに秋のブルー。気温も少し上が
りそう。コーヒーだけを飲んで、短い半袖のTシャツだけで正午過ぎにおでかけ。

今日は午後の英語教室の「野外実習」。いつも使う教室が今日だけ別のプログラムに使われる
ので、中華レストランで飲茶をしようということになって、生徒さんたちが選んだのが我が家から
そう遠くない「フラミンゴ」(中国語の看板は「紅鶴酒家」と書いてある)という中華レストラン。商
店街から離れたところに場違いな感じでぽつんとあるんだけど、もう何十年も前から点心がおい
しいという評判の老舗。ワタシたちもワタシが日系商社の小さな子会社(総勢10人)に勤めてい
た頃に会社のパーティで行ったことがある。もう30年以上も前の話だけど・・・。

起きて早々から飲茶というのはちょっとばかり「ん?」な感じで、カレシは「きついなあ~」とぶつ
ぶつ。でも、みんなにとってはランチタイムなんだし、みんな中国系なんだからランチは飲茶とい
うのは普通の発想でしょうに。来ていたのは女性ばかり7人ほど。カートが回ってくるたびに食べ
物がどんどんテーブルに貯まる。おしゃべりをしながらもせっせと食べる。太くて長くて重い中華
箸と格闘しながら食べている間に湯飲みはいつもお茶が満々。お皿の上にスペースができたら、
すかさず誰かが料理を取り分けてくれてしまうもので、起き抜けの胃袋はさぞかしびっくりしただ
ろうな。でも、話の中でワタシがコンジー(中国粥)が大好きだといったら、いつの間にか注文し
てくれたらしく、しばらくして出てきたほかほかのお粥のおいしいこと!今まで食べた中で一番お
いしいコンジーだった。(レシピ、どこかにないかなあ・・・。)

はちきれそうなおなかを抱えて帰って来たらもう3時近く。カレシを夜の部に送り出すための早め
の夕食のしたくにかかるまでの間、メールをチェックしたら、ありゃ、また仕事が増えている。明
日の午後5時の期限に2つも重なってしまった。日本も秋風と共に節電の夏から解放されて、ど
っこいしょと腰を上げで仕事に精を出し始めたのかな。それは喜ばしいことだけど、ひとつは(時
節柄)放射能に関係があって、もうひとつは貿易と法律に関係がある。はあ、右脳と左脳を使い
分けて同時進行できたらいいのになあ。実際に、昔はある種のてんかんの治療に右脳と左脳を
つなぐ脳梁を切り離す方法を使っていたことがあるそうで、分離すると左目で見て右脳に伝わっ
た物体の情報が言語中枢のある左脳に伝わらないために物体の名前を言葉で表せなくなると
いうことだった。てことは、脳の両側に英語と日本語の言語中枢を作っておかない限り、右目で
しか仕事ができないってことか。なあんだ・・・。

ま、カレシを送り出してから仕事に突進することにして、まずは夕食。おなかが減ってないんだけ
ど、カレシが帰ってくる9時近くまでは持ちそうにないから、「何か」作ることにする。フリーザーを
開けたら一番上におでんセットがあって、閃き。フリーザーの底の方にいつ作ったのか覚えてい
ないおでんの汁の残りがある。よし、Hマートで買った韓国風さつまあげがあるし、大根があるし、
白菜が残っているし、ごぼうがあるから、今日はなんちゃっておでん。ガチガチに凍ったおでん
の汁を鍋に放り込んで液化している間に、ごぼうを切って、水に漬けてあく抜き。そこで酢をたら
すつもりがうっかりしておでんの鍋の方に!でも、玄米酢をたぶん大さじ1杯くらい入れたと思う
んだけど、恐る恐る味見をしたら、おでんの汁に何だかコクのようなものが出てきたからびっくり。
おでんお汁に「コク」があるべきかどうかは知らないけど、まさに怪我の功名。ついでにしらたき
もひとつかみをざくざくと切って放り込んで煮込んでいる間に、ししとうを焼いて、冷凍しておいた
松茸ご飯の残りを電子レンジでチンして、これが極楽とんぼ流「吹き寄せ(集め)」料理。カレシ
はおでんのスープがおいしいと言って、浅いお皿に盛ったのをきれいに飲んでしまった。

では、カレシがおでかけして、静かになったところで、腕まくりをして仕事にかかる。いくつあるん
だっけなあ。とにかく、納期が一番近いものからちゃっちゃと処理しないことには・・・。

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