極楽とんぼは風まかせ

東は東、西は西。交わることなき二つとはいえ、
広い太平洋、東の風が吹き、西の風が吹き・・・

さびしいからと浮気をしたら本当にさびしくなるかも

2011年09月28日 | 今日の風の吹きまわし
水曜日。いかにも秋晴れという空模様。本当は雨の予報じゃなかったのかなあ。ま、乙女心と秋
の空というから、天気予報官も大変だな。ワタシは乙女から果てしなく遠い年代になったもので、
もう秋空のごとくころころと心変わりすることはなくなった(と思う)けど。はあ、眠い。就寝は午前
5時過ぎ、納期の順位が一番早いものを仕上げて送ってから。ぎりぎりまで頭をこき使っている
と、いつまでもニューロンがあちこちでパチパチと火花を散らしていて、なかなか寝つけなくなる。
かといって、水曜日はシーラとヴァルが掃除に来る日だから、いつまでも寝ているわけには行か
ないので、やむなく正午に起床・・・。

ヴァルがいつも気を利かせてワタシのオフィスをいの一番に掃除してくれるので、きれいになっ
たところで(と言っても、竜巻発生現場並みの有様なので、本棚の埃を払って掃除機をかけるだ
け)、午後5時期限のもうひとつの仕事をやっつけにかかる。約3時間を想定して、3時間で完了、
納品。ひとまずしゃんしゃんと手を打って、夕食は何にしようかと考える。期限が午後5時という
のはかなり気持の余裕を感じるけど、これがあと1ヵ月とちょっとで時計が標準時に戻ったら自
動的に午後4時になって、気持の余裕なんて吹っ飛んでしまう。ま、近年は標準時の期間の方
が短いからいいけれど。ひと息つけるかと思ったら、寝る前に終わったはずの仕事の続きがど
かっと入ってきて、棚上げ中の大きな仕事はそのまま棚上げ。このままだと納期まで残っている
時間枠の最後の方にぎゅぎゅっとアコーデオンプリーツになってしまいそうなんだけど。なんでこ
う急に忙しくなるんだろうなあ、もう・・・。

とりあえず、夕食が終わってから最初のセクション。眠気がして来るけど、これはわりと簡単だっ
たからささっと済んだ。そこで眠気払いに小町横町を散歩。いつものように、結婚しようかしまい
か、離婚しようかしまいか、行くも地獄、戻るも地獄なのが小町横町の世相。どんな泥沼劇が展
開されようがちっとも変化がないという点ではある種の安心感があるのかな。でもまあ、『妻の
不倫がどうして私のせいなのか』と聞いている人がいる。なんでも、妻の不倫が発覚して、離婚
前提で実家へ帰したら、向こうから話し合いに来いと言われ、離婚の条件のすりあわせかと思
って行ったら「出来心だから水に流せ」と言われ、はては仕事が忙しくて妻をかまってやらなかっ
た夫にも責任があると言われてしまった。その程度で浮気が許されるのなら世の中は不倫だら
けになるではないか、と。まさに・・・。

浮気や不倫の言い訳はいろいろとあるけど、「かまってくれないでさびしい思いをさせたそっちが
悪い」というのは、どうやら洋の東西を問わず普遍的なものらしい。オンナノコに夢中だったとき
のカレシも「キミがボクにさびしい思いをさせたからだ」と空涙を流して見せてくれた。(そうそう、
「妻(夫)とうまく行っていない」というのも、カレシも活用した世界共通の浮気コール。)でも、相
手が家計(または子育て)のために身を粉にしているときに、忙しくてかまってくれないから「外で
遊んで来る」と言うのは大人のすることじゃないし、それが許されるんだったら夫婦をやっている
意味がない。ちなみに「夫婦でいる意味がなくなったから」というのは、カレシが離婚したら家族
や友達にワタシが「自分の大事な趣味」を受け入れなかったせいだと説明するつもりだと脅し
て?おいて、「キミはどう説明するつもりだ?」と矛先を向けてきたときのワタシの返事。だって、
一方があさってのほうを向いたままだったら、もう夫婦でいる意味がなくなったということで、他
のどんな説明も不要だと、ワタシは思うから。

一生懸命に働いて疲れているかもしれないパートナーを尻目に「恋愛ごっこ」を楽しんだあげく
に、ばれたら「さびしい思いをさせたそっちが悪い」はないだろうと思うなあ。まあ、悪いことをし
て「悪いのは自分じゃない。自分にそうさせた方が悪い」と言う責任転嫁も人類に共通の心理で
あることは間違いない。だけど、原因が何であれ夫婦でいる意味がなくなったのなら、浮気だの
不倫だのとひと騒動を起こして人生をややこしくするよりは、天下晴れての独り身になって堂々
と理想のパートナーや新しい人生のポテンシャルを追求した方がいい結果に遭遇する可能性は
高いと思う。夫婦でいたくない相手にぶら下がったままでは二進も三進も行かなくなるし、ストレ
スも溜まる一方だろうし、不毛なけんかにエネルギーをとられてしまうし、浮気や不倫の相手も
優柔不断な「恋人」にイライラするかもしれないし、何にもいいことがない。もっとも、夫婦を解消
したら、かまってくれなかった人もかまってくれる人もいなくなって、ほんとに「さびしい人」になる
こともありえるけどな。Be careful what you wish for(軽率な願いごとは怪我のもと)・・・。

8 コメント

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配偶者は親じゃないですよね。 (花猫)
2011-09-29 19:08:44
配偶者は父親や母親じゃないですよね。

子供ができたら、二人の子供ではなく、子供が増えるっていう感覚の結婚って、どこかおかしいように感じます。
結婚観なのか家族観なのか (lyra)
2011-09-30 17:14:08
相手を配偶者と見られないのは結婚じゃないですよね。親の代用みたいな感じで。

私もね、カレシが私にさびしい思いをさせられたからだと言ったときは、ぶっち切れましたよ。10年以上も「妻」を否定して、私に未亡人のようなさびしい生活をさせて来たのはいったい誰なんだ~っ!!!私はあんたの母親じゃないっ!!!

いや、あれくらいめっちゃくちゃに切れたのは結婚して初めてだったですね。怒り心頭だったですもん。
その通りなんですけど・・・ (ウタ)
2011-09-30 22:23:55
ライラさんのおっしゃるとおり! ワタシもまったく同じように考えます!
だけど結局は、そういう風に考えられる人だったら最初から浮気なんかしないですよね・・・。「きちんと稼いでお金を作ってから、これを買おう」と思うような人だったら、最初から万引きなんかしないだろうし。どんなに困ったって。「きちんとした関係を作って、そこで人間関係を築こう」と思う男は、最初からレイプなんかしないだろうし・・・。
結局は、私たちの「正論」は、そういう人たちには届かないと・・・。そんな気がします(ライラさんのご主人を、万引きとかレイプ犯とかと一緒にするつもりじゃないんですけど)。
繰返し思うんだけど・・・ (ウタ)
2011-09-30 22:25:52
結局ワタシは繰返し繰返し思うんだけど、私たちの「正論」はとどかないんですよね。私たちの言っていることが筋が通っていれば通っているほど、男たちのところには届かない。それが、非が無くて筋が通っていて正しくて、文句のつけようがないから、正しければ正しいほど、結局は彼らのところには届かない。そんな気がします(あきらめました、ワタシは)。
永久に届かないでしょうね (lyra)
2011-10-01 08:05:48
だって、その正論が都合が悪い男が多いんですよ。男にとって結婚というのは多かれ少なかれ父親に取って代わって「母」を自分のものにするもんなんじゃないですかね。

精神的に自立できていて、「母は母」、「妻は妻」として見られる男もいるけど、たぶん絶対的な少数派でしょうね。
ママが悪いんだ! (花猫)
2011-10-01 08:55:48
大人だと、「ママがこっちを見てくれないから悪いんだ」とスパゲティの入った皿を投げつけるわけにもいかないから違った方法を取るのでしょうね。

形は違っていても、相手が自分の気に入らないからコントロールしようとしているのですよね。

仕事や家事をしていて相手をできないの、大人だったら理解して、大変だねって労うことで気持ちを自分に向けたりできそうなものを・・・

子供だったり、体は大人でも発達障害があるなら解りますが、大人だから解ってくれているはずと思っている方は傷つくんですよね。
わかるのは・・・ (ウタ)
2011-10-01 17:01:49
「大人だからわかる」のは女(の大人)なのであって、男は永遠にわからないのでしょうねぇ~。考えれば考えるほど空しくなりますよねぇ~。
考えてみたら (花猫)
2011-10-02 08:51:29
子供も男でした。

彼は、ママはスパゲティを投げられても仕方ないぐらいひどい事。(子供を無視して家事すること)をした。
本当なら、掃除がもっと大変なカレーとかを投げてやりたいところをスパゲティですませてやったんだ!とか真剣に思ってそうな気がします。

これも、男の子だからっていうのもあるのかもしれませんね。
ため息が出ます。

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