伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

熊谷知事との意見交換を行って やっぱり知事が代わって良かったと実感

2021-05-23 22:02:40 | 政治
熊谷知事に県議として5月19日意見交換を行いました。

当初、4月20日臨時議会前にと考えてテーマをコロナ対策としましたが、
なかなか時間が取れないとの事でこの時期になりました。
執務時間中の面談で健康福祉部長、特別秘書をはじめ10人ほどの県職員が居並ぶ中、
面談事項を手交し意見交換に入りました。

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┃  知事との第1回意見交換会
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千葉県知事 熊谷俊人様

お忙しいところお時間を取っていただきましたことを、感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症問題は深刻であり、経済対策は緊急の課題となっております。
また、県民生活も困窮度が増しており、私たちが行っております困窮者相談事業にも
助けを求める声は、昨年よりも深刻度が増しております。

この時期に知事に就任され、千葉県のかじ取りをしていただくこと、市民ネットワーク千葉県
としてこの上ない期待を抱いているところです。
つきましては、今後の新型コロナウイルス感染症対策について、選挙時にも要望が上がっていた
「かにた婦人の村」(館山市)の建物老朽問題について、意見交換させていただきたいと思います。

①  新型コロナウイルス感染症拡大防止策について

PCR検査に関しては、厚労省は、医療施設や高齢者施設等において、染者がいない場合でも
「幅広い行政検査」を実施するよう何度も通知を出していますが、千葉県では残念ながら
検査を広げる姿勢はこれまでありませんでした。

しかし、熊谷県政がスタートするやいなや、4月6日の感染症対策本部会議後、山梨県の飲食店
への認証制度を千葉県でも取り入れていくと発表され、そのスピード感に期待が高まる一方です。
そこで、以下質問させていただきます。

ア. 千葉県では高齢者施設等でのPCR検査は3月末で1巡することになっておりましたが、
実施率は50%超という状況です。
実施率を上げるための施策について伺います。
また、社会的検査について、今後どのように進めていかれるか、ご見解を伺います。

イ. 地域での蔓延防止のため、現在行われていない保育園、学校等での「幅広い行政検査」
も重要と考えますが、ご見解を伺います。

②  「かにた婦人の村」の施設建物群の老朽化問題について

館山市にある施設「かにた婦人の村」は、知的障害や精神障害など、全国から重い課題
を抱える女性を受け入れる「長期入所型」の婦人保護施設として、千葉県の設置認可を
受けて1965年に開設されました。
その後、建物群の老朽化が進み、一昨年の台風15号では甚大な損傷を受けました。
また、がけ崩れの危険性も急激に高まっており、入所者にとって不安な状況が続いています。

数年前から、交付金を活用した「建て替え」について、国と千葉県に再三お願いしてまいりましたが、
いまだに調整がついておりません。
別添の五十嵐施設長からの「経緯説明書」をお読み頂き、千葉県として善処をお願いする次第です。

③ このような意見交換の機会を今後とも、定期的に設けていただけますよう、お願いいたします。

2021年5月19日

市民ネットワーク千葉県共同代表
伊藤 とし子
小室 美枝子

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: 知事からの回答
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知事からは、PCRの社会的検査については、優先順位の高いところから、まずは飲食店の従業員は感染
を拡大する可能性があるので定期検査を進めるよう、市町村に働き掛けていくこと。

高齢者施設や学校なども市町村と連携しながら進めていくと、答えがありました。

「かにた婦人の村」については、国や東京都も絡んでくることから難しいとのことでした。
しかし、「かにた婦人の村」では、現在、千葉県からの依頼でDV虐待被害で精神的に傷つき、
社会に出ていけない女性のケアを行っています。

また、土砂災害特別警戒区域にすっぽりと入っている現施設は老朽化も甚だしく、安全な場所
への建設が急務なことを、4月30日に視察して実感しました。
万が一、土砂崩れが起こったら取り返しがつきません。その点も強く訴え、意見交換を行いました。

== その後 ====

翌日、山梨方式よりも基準を上げた「飲食店認証制度」をまずは千葉市からモデルケースとして始める、
との報道発表がありました。

市民ネットワークがこの意見交換を提出したのは4月に入る前。

その後コロナ感染が深刻化し、山梨方式は時期尚早で見送るのか?と懸念していましたが、
熊谷知事は選挙時の公約を着々と進めていました。
県庁内には緊張感があるように感じられます。(気のせいか?)

この困難な局面を打開するため、考える知事、行動する知事を得たことは、県民にとっては
「値千金」ではないでしょうか。

6月議会では、市民ネットワークの視点で政策提案していきたい、とワクワクしています。



市民ネットワーク政策室メンバーと



会議室でこんな感じで



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