伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

7月14日〜17日 韓国ファソン市視察報告 

2023-08-01 09:34:29 | 政治
韓国視察報告 7月14日〜20日。
facebookにはリアルタイムで報告済みですが、備忘録として残します。

14日〜17日はファソン市で親環境農産物(農薬ゼロの農産物)農家と学校給食の現場を。
17日〜20日はソウル市で福祉政策について、意見交換も交え視察をしてきました。

視察団団長は白石孝さん。(昨年9月 DVD「希望の給食」を制作。PARCで販売)
韓国サイドはカン・ネヨンさんがファソン市を、鈴木明さんがソウル市の各所と交渉。
綿密に視察先を組んでくださいました。
いつもながら、内容の濃いものとなりました。

まずは京畿道 ファソン(華城)市。
まず、京畿道はソウル市を取り巻くように位置しています。
ファソン市はソウル市の南に位置し、高速を1時間以上走ったところにあります。
海に面しており、
サムソンの城下町という事で、人口が驚異的に増加中の市です。
人口100万人(2015年の資料には56.5万人とあります)。平均年齢36歳、には驚きました。



親環境農業とは農薬はゼロ、化学肥料3分の1まで使用できる農法です。
学校給食の食材に取り入れ、無償給食とセットで推進してきたため、取り組む農家が増えてきました。

親環境無償給食運動の中心人物 イ・ビンパさん(ファソン市フード統合支援センター 前センター長)から話を聞きました。
きっかけは学校給食の食中毒事件。
保護者だったイ・ビンパさんは
原因の豆腐はどうやって作られ運ばれてくるのか、工場を見に行ったところ、
7時間もかかる田舎の工場から運んできたことがわかりました。

民間委託の学校給食は時々食中毒事件を起こし、不幸な事態を引き起こしていました。
全国のネットワークを立ち上げ、義務教育は無償となるのだから給食も無償にと
給食法の改正と各自治体での条例制定運動をにまでこぎつけた、というからそのバイタリティはすごいものです。



ファソンフード市民ネットワークの皆さんと



今回のファソン視察のコーディネートしていただいた3人さん。
ファソンフード市民ネットワーク常任代表のアン・ヨンジョンさん、通訳のカン・ネヨンさん、白石孝さん



左から3番目がイ・ビンパさん、その隣がファソン市フード委員会のハン・サンヨップ委員長




現在、韓国の学校給食は小・中・高校全部で11,743校の内98%が直営で運営されてます。
2021年現在年間予算は円換算で6500億円。
国が68%、自治体24% との事。

国が学校給食法を改正しながら、無償化、親環境農業にと進めてこれたのは、
キム・デジュン大統領、ノ・ムヒョン大統領、パク・ウォンスン ソウル市長、ムン・ジェイン大統領 の政策によること
を実感しました。

それには保護者の運動の力が大きく働いています。

歓迎の参鶏湯をいただきました。



それもノウタケという茸入り。聞けばマツタケよりも上位の茸とか。美味しかったです。
真夏の暑い時期にサムゲタンを食べます。
日本で言えば土用のウナギのようなものとか。
これは、前回来た時の白石さんから聞いた豆知識。


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