伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

B型肝炎ワクチン問題を考える 2

2016-08-18 08:47:36 | ワクチン問題
今年4月の国会でB型肝炎ワクチンの定期接種化が決定し、10月からスタートする。
新生児の2ヵ月の赤ちゃんが1歳までに3回接種することを推奨している。

ワクチンのユニバーサル化と医療関係者間ではさかんに言われているが、あまり聞きなれない言葉だ。

B型肝炎ウィルスへの感染は日常生活でも起こり得ることから、国民全員にワクチンを受けさせようというのが“ユニバーサルワクチネーション”というらしい。

現在日本でB型肝炎って蔓延しているのだろうか?
どういうルートでB型肝炎ウィルスに感染するのだろうか?


B型肝炎ウィルスを含んだ血液や体液が直接体に入ることで感染する。

厚労省はそのほかに汗、涙、唾液にウィルスがいると言っているが、本当だろうか?

日本には110万人~140万人のキャリアがいると言われているが、
かつてはB型肝炎がウィルスで感染することが分かっていなかったので、
出産時に産道を赤ちゃんが通るとき、ウィルスキャリアの母親の血液にまみれて感染したのが主な感染ルートだった。

1985年からB型肝炎母子感染防止事業が始まって、妊婦健診でB型肝炎ウィルスキャリアと判明すれば、出生時に赤ちゃんにB型肝炎ワクチンと免疫グロブリンを接種して、ほぼ100%感染を防止している。

日本の母子感染防止事業は成功しているのだ。

他の感染ルートは、集団予防接種で注射器の複数回使用と輸血。
1987年まで集団接種での注射器の使い回しが行われていたが、調べると厚労省はすでに1980年には注射針の使い回しでウィルス感染が起こる危険性を医療機関には知らせていたので、その後の7年間は無策のまま蔓延するのを放置していたわけだ。

(集団予防注射や輸血、血液製剤などでの感染が原因のB型肝炎患者には、現在国費で救済が行われている。)

現在の感染ルートは、覚醒剤などの注射器の回し打ち、入れ墨、性行為、消毒を行わないピアスの穴開けぐらい、ということだ。

となると、普通の人が感染する確率は極めて低い。

しかし、現在は欧米で多い遺伝子型A型というB型肝炎ウィルスのキャリアが増えてきたので、B型肝炎ワクチンのユニバーサル化が必要だ、というのが国の言い分なのだ。

B型肝炎ウィルスには遺伝子型A型~G型まであることが今のところ分かっているようだが、日本に多いのはBとC型。
しかし性交渉で若年層にA型が多くなってきている、そうなのだ。

そのため2ヵ月の新生児に副反応リスクの大きなワクチンを接種させるのというのは、あまりにもひどい話だ。

ワクチン接種しても抗体ができないことがあることは、医療関係者の間では十分分かっていること。
免疫だって何年続くか、分からない。

赤ちゃんにワクチン接種する前に、まずは、妊婦健診でキャリアと判明したら、父親、家族の抗体検査はしているのでしょうね?と質問したところ、
「していない」という驚くべき答弁。

なぜ?と聞くと、
「感染経路が夫からとは限らないから」
「まずはかかりつけ医に相談するように案内している所でございます。」
と返ってきた。

違うだろー!!

さらに、6月議会ではB型肝炎ワクチン予算2000万円(1000人分)が上程されたので、文教福祉常任委員会で審議した。

私も委員だったので、議会質問に加えて、さらにワクチンの健康被害の問題点をさんざん浮き彫りにしたつもりだったのだが、委員会での審議中、驚くべき発言がある議員からあった。

男性委員(市民派と言われている)が、「会社にいる時(会社員だった)僕のまわりでは出張者が結構B型肝炎に罹っていたので、ワクチンは必要じゃないですか。」

この企業は社員のモラルが問題なのでは、と耳を疑ったのだが、これが予算に賛成する理由とは。。。。驚くばかりだ。

佐倉市議会では常任委員会の議事録もHPでアップするので、興味のある方はご覧ください。




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