カエサルが学生だったときは、理学部の附属施設だったと思います。当時から一般公開をしていたんですけど、このように立派な施設はありませんでした。現在の本館が落成したのが20年前で、10年ほど前から「東北大学学術資源研究公開センター植物園」ということになっているらしいです。
この1室だけと言ってよく、ものすごい展示があるというわけではないんですけど、そこはかとなく眺めていると、ほほう、そうなのかと思ったりします。
フルコースを回るような時間も体力もなかったわけですが、中途半端に回るよりは「ちょっとだけ」に限定してみようと思いました。
ここは、伊達藩の御裏林(おうらばやし)とされたところで、一般人の立ち入りや樹木の伐採などが厳しく規制されていたそうです。維新後も、終戦後も、一般人立入禁止という体制は変わらなかったので、数百年にわたって、樹木が自然に生育してきたということになります。人里近くの低山帯としては極めて珍しく、学術的価値も高いのだそうで、「青葉山」として国の天然記念物に指定されています。
このときに見たいろんな植物の中で、カエサルが名前を知っていた唯一の植物ということになります。なんか、嬉しかったですね。
前庭からすぐのところなんだけど、その階段が急で、カエサルは転んだことがあります。歩けなくなるほどの大怪我をしたというわけではありませんが、お気に入りだったジーンズが裂けてしまったのは悲しかったです。学生時代の話ではなく、教員として生徒たちを引率してきていたときの話ですね。まあ、とにかく懐かしいです。
絶滅危惧種というと動物のことをイメージしてしまうんだけど、植物にだってあるんだなぁと思いました。
時間はまだまだあったので、本館に戻って展示を見ていようと思っていたんですけど、出口を見ているうちに通ってみたくなり、出てしまいました(笑)
通常は入場料(230円)がかかるんですけど、この日はホームカミングデーということで無料でした。11月3日も無料になるそうです。
一般公開は11月30日までで、基本的には月曜日が休園だそうです。
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