物理学者のブログ

写真と電子工作のブログ。韓流記事も!

ファミコンの遊び方

2006-11-18 | その他
ファミコン世代です。

初代ドラゴンクエストが出たのが○歳(伏字)の時でした。
画期的、あるいは革命的な出来事でした。

それでも、飽きっぽい性格なのでクリアもせずに途中でやめてしまいました。

ところがある日、新しいドラゴンクエストの遊び方を思いついたのです。

復活の呪文の解読です



簡単な解読手順ですが、まず復活の呪文に使われている文字(ひらがな)の
種類の数を数えます。悲しいことに64種類です。これは2の7乗、
つまり2進数で7桁です(あるいは7ビット)。
また、復活の呪文は20文字です。
このことから20桁の64進数(140ビット)であることが分かります。

次にひらがなに適当に数字を割り当てます。とりあえず、
 あ→1
 い→2
 :
 お→5
 か→6
 :
てな感じに。

ニューゲームを始めます。名前は適当に”ああああ”とか。
王様に会って鍵だけもらってラダトーム城の1階へ。
すぐに2階に戻って復活の呪文を聞けば
 『0ゴールド、経験値0、持ち物なし』
の呪文が聞けます(これを呪文1とする)。

同じ名前でニューゲームを始め、160ゴールドもらいます。
スライムベスと戦ったのちに、宿屋に繰り返し泊まるなどを
してゴールドをゼロにします。
この状態で王様に会えば、さっきとは経験値が1だけ違う
呪文が聞けます(これを呪文2とする)。

呪文1と2は一見まったく違いますが、隣の文字との差をとれば
差の数列がほとんど同じであることが分かります。
違う部分があるとすれば、そこにゴールドの情報が入っているはずです。

同様なことを繰り返して、経験値、名前、持ち物の情報が
どのように復活の呪文に反映されているか調べます。



こうして、新聞広告の裏と普通の電卓を駆使しながら
復活の呪文を解読したのでした。

ああ、思い出すだけでも気が遠くなります。
頭が痛くなります。しんどかったです。



ドラクエⅡの呪文の解読はさずがに文字数が多すぎて
やりませんでした。

当時の小中学生のうち、何人にひとりがこんなアホな
遊び方をしていたのでしょうか?

当時の理系の大学生くらいだったら、それなりにやっていたかな?



そうそう、復活の呪文は一般に無意味なひらがなの文字列ですが

 『ふるいけや かわずとびこむ みずのおと ばしや』
 (古池や 蛙飛び込む 水の音 芭蕉)


てのがありました。

 『ひろすえりようこみたいなかのじよすきだぜ』
 (広末涼子みたいな彼女、好きだぜ)


ってのも有効な復活の呪文のようです。

ここのサイトにこの手の復活の呪文がたくさんあります。
興味のある方はどうぞ。