★★★★ 2017年/日本 監督/入江悠
(映画館)
暴力で君臨する父親に抑圧された3兄弟の相克を描くノワール作品。
地方の閉塞感や外国人労働者問題など、様々な問題が絡み合う非常にヘビイな一本。
大変自分好みなテーマなのだが、練りが足りない印象。
俳優陣はみな熱演で挑戦魂が伝わってくるだけにいろいろともったいない。
寒々しい地方都市をロングでとらえるショットなんて、本来大好物。
でも、一郎の愛人の存在は必要なのかとか、薬物ルートを断てばすぐに財産放棄してくれるやろとか、
脚本上いろいろツッコミどころがあり、のめり込めず。
リアルに刺さるネタや振り切った表現も多いのに、本当にもったいない。
銃撃シーンは北野映画の影響を感じた。
日本でバイオレンス映画を作るとき北野作品は避けて通れないはずで
暗い日本家屋やガソリンスタンドで明滅する光を見るにこの乾いたタイトさは本当に映画的だなあと高揚感を感じた。
もっと若手監督は臆することなく北野を真似すればいいと思う。かっこつけずにさ。
(映画館)
暴力で君臨する父親に抑圧された3兄弟の相克を描くノワール作品。
地方の閉塞感や外国人労働者問題など、様々な問題が絡み合う非常にヘビイな一本。
大変自分好みなテーマなのだが、練りが足りない印象。
俳優陣はみな熱演で挑戦魂が伝わってくるだけにいろいろともったいない。
寒々しい地方都市をロングでとらえるショットなんて、本来大好物。
でも、一郎の愛人の存在は必要なのかとか、薬物ルートを断てばすぐに財産放棄してくれるやろとか、
脚本上いろいろツッコミどころがあり、のめり込めず。
リアルに刺さるネタや振り切った表現も多いのに、本当にもったいない。
銃撃シーンは北野映画の影響を感じた。
日本でバイオレンス映画を作るとき北野作品は避けて通れないはずで
暗い日本家屋やガソリンスタンドで明滅する光を見るにこの乾いたタイトさは本当に映画的だなあと高揚感を感じた。
もっと若手監督は臆することなく北野を真似すればいいと思う。かっこつけずにさ。