★★★★ 2017年/日本 監督/西谷弘
(レンタル)
評論家筋から絶賛されていたのも納得。
静かな日常の虚無と狂おしく男を欲する女の内面を捉える演出とカメラがすばらしい。
不倫は人を不幸にするという批判も痛烈に与えつつ、
やはり恋をする女の美しさも存分に見せてくれる。
斉藤工は上戸彩と伊藤歩に死ぬほど愛される男というおいしい役どころながら、完全に影の役割。
カメラは、喪服に生足など上戸彩の色気を引き出すことのみに専念しており、その割り切りぶりがいい。
脇役は黒沢あすかが非常に印象的。この役者の配置も絶妙。
脚本も異様にリアルな所と余白のある所の緩急がいい。
同題のブニュエル作品を貶めることなく、映画的なものに徹した濃厚な昼メロとなった良作。
(レンタル)
評論家筋から絶賛されていたのも納得。
静かな日常の虚無と狂おしく男を欲する女の内面を捉える演出とカメラがすばらしい。
不倫は人を不幸にするという批判も痛烈に与えつつ、
やはり恋をする女の美しさも存分に見せてくれる。
斉藤工は上戸彩と伊藤歩に死ぬほど愛される男というおいしい役どころながら、完全に影の役割。
カメラは、喪服に生足など上戸彩の色気を引き出すことのみに専念しており、その割り切りぶりがいい。
脇役は黒沢あすかが非常に印象的。この役者の配置も絶妙。
脚本も異様にリアルな所と余白のある所の緩急がいい。
同題のブニュエル作品を貶めることなく、映画的なものに徹した濃厚な昼メロとなった良作。