Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

おかしいぞ、世界バレー

2006-11-12 | 子育て&自然の生き物
昨日何気なく「世界バレー」を見ていたんだけど、
あの応援に何とも居心地の悪さを感じたのは私だけだろうか。
日本でやっているんだから声援が大きいのは許す。
つまらない前座を試合前にやるのも、ぎりぎり許す。
だけど、これだけはどうも納得がいかない。
マイクでDJみたいな男が試合中に「ゴー、ゴー、ニッポン!」と
扇動していることだ。
これは、世界大会なんじゃないの?
なんで日本にだけ、こんな応援が許されているの?
見ていてすごく気分が悪くなった。

開催国の応援が大きくなるのは仕方ないとしても、
マイクを使うのはどう考えてもおかしいだろう。
日本をするなら相手国だってやってあげるべきだ。
昨日だったら「ゴー、ゴー、セルビア・モンテネグロ!」と。
言いにくくても仕方ない。それがスポーツマンシップだろう。

だいたい日本だけマイク使って応援するなんて
相手国への敬意がみじんも感じられない。
自分たちが勝ちゃ、いいんである。
質の高い大会にしようなんて、これっぽっちもないんだ。
ニッポンが買って、視聴率が取れればいいんだ。
だから、もうなりふり構わず開き直って
「ゴー、ゴー、ニッポン!」と声を張り上げる。
もう見ていて恥ずかしくてしょうがないよ。

各国の選手は「日本をうまくしてやるための練習相手」
として来ているわけじゃない。
必死でプレーしている最中に、
会場中に響き渡るようなガンガンの音量で
「ゴー、ゴー、ニッポン!」と叫ぶ男の声を
彼らは一体どんな気持ちで聞いているのだろう。

もちろん、こんな常に「甲子園のタイガース」
みたいな状態で試合をしていて、
日本のバレーが強くなるはずがないのは、言うまでもない。