今年に入って。 自分の生き方を 『仕切り直』 そうと、本格的に考え始めた。
それは、
妹の専業主婦振りを見て、子育てを愉しまなかった自分を 残念に感じたこと。 大好きな恩師の死で 「明日 死んでも悔いがない生き方をしているか」 と、自問自答したこと。 私の両親・彼の両親に交際を認めてもらったことで、結婚が現実的になってきたこと。
そして
あーちゃんがこの春から、小学生になる
ということ。
これらを並べて冷静に考えると、今の職場じゃ 私の青写真に影が掛かってしまうのだ。
このブログを読んでる方々はご存知、今の仕事はお休みがない。数えてみたら、年間で50～60日。
盆と年末年始は 「受験生特訓」 に明け暮れ、イベントがあれば日曜にサービス出勤を強いられる。
おかげで離婚して 当時３歳の娘と２人暮らしを始めてから今まで、２人で遠出をしたことはない。
保育園行事にも出れない。日曜のサービス出勤時は、２人の時間をつぶされた上、あーちゃんは
子育て支援センターで 丸１日過ごす。そしてその支援センターに支払ったお金は全て、自己負担だ。
これだけの劣悪環境でも生徒かわいさから、今まで頑張ってきてしまった。
・・・でも、どうだろう？
私は「先生」である前に 「あーちゃんの母親
」なのだ。
思い立ったら即行動
の私。 早速 年始に１件、とある高校を訪れてみた。
もちろん、教員の採用を考えての面接。 なんとか 『昼間の仕事』 に就きたい。
しかし教員は満席状態で、先方は 「学校経営に携わりませんか？」と 言ってきた。
・・学校経営・・？ 申し訳ないが、なんの興味も沸かなかった。
よく考えてみれば、この『就職難』と言われる時代。 おいそれ「教員の空き」が あるはずナイ。
「じゃあ、視野を広げてみよう」 と考え、いろんな職種を探すことにした。・・・でも、近所で
Job Stock・・・ ここで「静岡市〇区」と検索すると、ちゃんと周辺の求人を出してくれる。求人案内ネット六社・・・ ここも「静岡市〇区」で検索できるハローワークインターネットサービス・・・ ハローワーク静岡に出された情報を検索できる
学生の時も１件受けてスグ決まってしまったため、就職に関してこんなに調べた事は今までない。
いろんな職種があるんだねぇ・・・。
そこで見つけた、クリニックの事務。「近所だし、休みがある昼間の仕事」と、安易に受けてみた。
そこで、驚くことになる。
面接を受けた婦長さんに、「あなた、“人工授精士”の免許をお持ちなの？」と 聞かれた。
「はい。・・・牛の、ですけど。
」
以前、書いたかも知れないが。私は大学で 
高校教師(理科）の免許と 農業改良普及員の免許と 人工授精士の免許をとった。
教員免許は今の私を15年近く支えてくれたが、残り２つは全く役立っていない。
趣味で持っているようなシロモノだ。（・・・っていうか、ペーパー免許で 使うには怪しすぎる）
「エンブリオロジスト（胚培養士）って、知ってる？」
家に帰ってPCで調べて知る始末・・・
。・・・えぇ、全く無知でした。 そんな仕事があるのか。
そして昨日、二次面接だと言って呼ばれた・・・・ので今日、行ってみたら最終面接だった。
「培養士もそうだが、仕事をしながらカウンセラーの資格をとってコーディネーターをやって欲しい。」
・・・なんだか、話が大きくなっている。
私は外面がいいのか クレーム対応による交渉術が身についたせいか、面接などで 「人受け」 がいい。
転職は片手じゃ済まないほどしているが、自慢じゃないが だいたい合格させていただいている。
しかし、このトシになって全く畑違いの医療という職種に、アシを踏み入れていいのだろうか・・・？？
今までいた 「受験」 という現場から離れた私に、何か価値があるのだろうか？？
何より、このトシになって白紙からのスタートなんて、ちゃんとやっていけるのか？？？
不安、不安、不安、不安、不安・・・・
けれど、今の職場にいたら４月から22時までの勤務になる。それは、母子家庭として無理なのだ。
この選択は、私にとって「吉」と出るのか。 ・・・わからない。
それでも、今。 『仕切り直し』の賭けに出ようと考えている。