携帯破壊者~FOMA destroyer

三ヶ月に一度書くくらいの日記コーナー。

脱いてみました

2005-03-29 00:07:25 | Weblog
古着のミリタリージャケットの色を。
…いえ、他意はありませんよ?

今回試してみたのはスウェーデン軍のタンカース・ジャケット。
軍ものとしてはマイナーの部類のスウェーデン軍だが、原宿あたりの古着屋ではそこそこの
値段で売っている。7800円くらいが相場だとおもう。僕もこの値段で買った。
場所柄モノはたしかで、デッドストック的というか生地のハリといい色の鮮やかさといい素晴らしいものがある。この製品の良さは、色味と襟を立てたときの姿にかかっている。
ちなみに神田の問屋では3800円で売っている。コンディションはまあそれなりである。
『ノークレーム・ノーリターンでお願いします』クオリティ。色も生地もそれなりだが
今回は企画のために使いつぶすも同然ゆえ、安さ優先でこちらを購入。
生地はいたんでも心と財布はいたみません。そんなには。

染料というか色抜き剤にはDYRONシリーズのやつを3缶投入。これだけで1250円。高い…いや、
うまく抜けるなら値段のことは言うまい。聞いた話、びっくりするほどよく抜けるというし。

抜いてみる。鍋に湯を沸かし布がひたひたになるくらいの…って、まずい。
うちにある一番大きい鍋でも大きさが全然足りない。ほんらいはこれに布を放り込み、
ぐつぐつ煮ながら抜いていく予定だったのだが…急遽方針転換。
色抜きの液体は鍋で作り、ジャケットは洗濯機に放り込む。底面積が広いので湯を順次つぎたす。
売り場のおばさんも「煮ないでも平気だと思う、フタさえすれば水でもいける」と断言していたし。

…で、半日放置。
ちょうどよく洗濯機のなかにあるので水洗いしてから、取り出す。
うまく出来てるかなードキドキ…

全然もとのまま。
1250円文字通りドブに捨てたようなものでした…
ああちくしょう。
それにしても、何が悪かったんだろう。反省点を見繕って、リベンジを誓う。
よーし、次はデザインデニムあたりで行ってみるか。それかシンナーかハイター。
あまり切れはいっぱいあるし、試してからやるとしよう。

フィーバータイム

2005-03-25 20:49:09 | Weblog
とでも申しましょうか。この一週間と言うもの高熱の中で寄せては返すなみのようにくらしておりました。先週の土曜ですかね、たしかニトロのチケット予約して帰ってきた日までですよ私の心と体が仮初とはいえ健康を保っておったのは。以降38℃前後を行ったり来たりすれちがいあなたとわたしの恋ってなもんであらやだよこのざまでさあ。点滴を週に複数打ったのも初めてなら、打ちながらゲロったのも初めてだ。なんだかねえ。
間の悪いことに今日は本来ならば休暇をとっていた筈の日程。それに先んじて病欠してるもんだから休みづらいことこの上なし。ま、休んだんですけどね!どーせ4月でこの作業班も解散だし、禍根を残したって気にはなりません。職場の人間関係なんか使い捨てだけど、自前の体はそうもいかない。…って割り切れたら楽なんだけどなあ。休みも長くなると不安になっていけない。なんか元気の出るモンはないものか。岡崎京子も言ってます、「落ち込んだときはぁ、友情と文化とセックスしかないっす」と!私に縁のあるのは後ろの二つ、ラストは体力的になんだしそもそも熱あるとできないタチなんで文化。
ということで、552文書を読んだりして眠りすぎて靄のかかった頭に毒を補充。いやまあ、実在の人間が職場内で悪意を交換している様なんて、職場に戻ればすぐに味わえるんだけどさ。

今週気づいたこと。調剤薬局には選ぶに当たっての決め手というか、良し悪しがある。
調剤薬局の薬剤師さんでスゲエかわいい子がいたのよ。なんというか楚々としたというか、柔らかいイメージのある子。薄味な顔でメガネかけてて、体重やら肉の存在感やらがカウンター一枚向こうから全然漂ってこない。もっとこう元気いっぱいなタイプが好きなんだと思ってたが、私の好みも変わったものだ。それとも弱ってるからとりわけそう思うのか?健康なときは調剤薬局なぞいかんので比較のしようがない。でもまあ機会があったら何かにつけて行ってみようと思う。そのためにも健康を取り戻さねば。いいとこ見せたいからな…あれ?まあいい。ともかく、そういう意味ではいい薬局にめぐり合えた。いい薬剤師さんがいて薬剤情報提供料をとるに足るサービスを提供していて、また来たいと思えるような。どのみちまたお世話にはなるだろうしな。

ニトロプラスについて

2005-03-20 00:01:09 | エロゲーあれこれ
3月18日、OHPが改装されたエロゲーブランド
ニトロプラスについて、あれこれと駄話をしてみる。

大上段に言おう。ニトロプラスは最高だ。大好きだ。
オタクでありエロゲー好きである私だが、ニトロがなかったら今もそうだったか、わからない。
ひょっとしたらその時間とエネルギーで出来たかもしれない、あれやこれやに
背を向けさせ、一人の部屋でPCに向かう日々を選ばせた…罪深いまでに魅力的な作品群を
多く生み出してきたメーカーなのだ、私にとって。

ニトロの美点は色々とある。独特にして卓抜したシナリオ、銃や車やバイオレンスへの偏愛、
原画から音楽まで巧妙に統一された世界観、塗りの繊細さ…
まだまだあるが、やはり質実剛健というかハズレのない、
しっかりとした作品作りをする信頼できるメーカーであると思う。
好みの問題もあるが、これは外れをつかんだかな~と購入後に後悔した覚えが殆どない。
エロゲーとしては稀有なことだ。仮にエロゲー初体験の人が居るとして、
勧めて安心な良質な作品群を擁している。自分の勤務先などより、よほど信頼の置ける会社だ。
信じられる、熱狂的に追い続けていける存在があることは、ある種の人間にとって不可欠である。
例えば恋に恋する人にとって。例えば上昇志向の人にとって。例えばオタクにとって。
ニトロプラスは、情熱を捧げるに足るブランドであった。

…あった、と過去形でいうのは例外もあるということ。
ついこの間、ニトロプラス外れ無し伝説は終わりを告げた。
とにかく「今年は新作など出ていない」と自分を納得させるとともに
この先もニトロを好きでいるために必要なことは、決まっている。
すなわち「満足できるレベルの、予想は裏切っても期待を裏切らない新作」を
プレイするか、できるという確信をもてることだ。

で、何がいいたいかというと…
塵外魔京、期待してますってことで。

ライブ!~いらだちと恐慌の瞬間

2005-03-19 21:02:50 | Weblog
のび太は姉貴じゃねえ。軍曹だ。

本日はニトロプラスのライブ『NITRO SUPER SONIC 2005』
のチケット販売開始日!でした。
私も遅滞なく予約するべくローソンにダッシュ!
…する予定だったのですが、すっかり忘れていましたよあらあら。
午後も遅くなってから帰宅してぼんやりと2ちゃんを見ていたら、
買えただのロッピーじゃあ売り切れてただのと…またか。tiarawayに続き、
また俺は置いていかれちまうのか!?だれのせいでもありゃしねえだけにより悔しい、
架空の自責にさいなまれるのか!?つかの間恐慌に襲われる。今日はヒマな日だったというのに、
気づいてさえおればいくらでも回復できたはずの失敗を犯したというのか、俺は!?
おいおい凡ミスは平日だけにしとこうぜえ…会社なら他人が泥かぶるだけだけどよー、
自分の趣味を曲げちまうようじゃあ正直なんのために働いてんだか…
―――などと、自責から遅滞なくセルフ罵倒モードに移行していると、ニトロスレにて
『ぴあの電話でさっき買えた』との報告が。
まあそんなこんなで無事購入できたわけですよ。一人称も私に戻って何より。
そういえば、これはtiarawayのときと逆のパターンだ。自分のミスで失いそうになった機会を、スレのおかげで取り返すことが出来た。ありがたい。

いい機会なのでニトロプラスについて。色々と振り返ってみる。
別項ニトロプラスの段にて。

飛び梅

2005-03-12 23:06:49 | Weblog
昼近くになり外へ出る。行く先はとくに決めずに出た。風が水を含んで冷たい。
見上げれば雲が黒くわだかまっている。この時期はいつもそうだが、着るものを迷う。
コートにもそろそろ飽きてきたのでコットンのジャケットにしたが、寒かった。

結局電車に乗るまで心を決めかね、文庫を読むうちに渋谷を過ぎていた。
表参道を探索する。この時期は季節の変わり目ということもあり、商品構成にも
ばらつきが見られる。古着店でも春物を徐々に入れてはいるが、
冬物のセール最終局面もいまだ進行中のようだ。買う側としてみれば、チャンス。
本日の巡回先でも、異様な安売りでレアな代物が出ていた。
N3やM1がともに6000円アンダー。店はサンタモニカ。しかしサイズ合わない。断念。
本日の本命その1、ボイス。
お馴染みのかわいい店員さんが居て安心。わりあい人の出入りの多い業界なのだが、
去年のこの時期もここに居たっけ。あの時はコートを探してもらったのだが、
今日はコート自体それほど出ていない。手袋やニットは多い。
本命その2.LOST HILLS。独特な商品が多く、付近に来ると必ず寄るようにしている。
値段も手ごろで、いい店だ。店の奥でコートを発見。値段は5900円。
アメリカの軍物で色は黒、サイズは34Sだったか。少し小さい。下にジャケットを着るのは無理。
細身で、襟を立てるようにチンストラップがついている。
どうやらレインコートだがラグランではなく肩は別パーツ。裏地つき。
シックかつシンプルなデザイン。やられた生地の感触と、意外な軽さが好感触。
色々と着回せそうだ。しかし、ここでついこの間もコートを2着買っていることを思い出し、迷う。
実はこのコート、去年も全く同じものを試着した。場所もこの店であるし、
おそらく同一の製品だろう。私の体型が変わったことをかんがみるに、
細身と見えて体型をカバーする性能はあると見た。
結局買わなくて帰ったが、買ってもよかったかもしれない。今になって欲しくなっている。
近くアメ横へ行ったら、購入する方向で検討することを誓う。

その後ブックオフ。タイムサービス2割引。
普段はかわないようなヤツを中心に買う。転売してサヤを出せるものも入手。
まあ、電車代にもならない額だが。

一日歩くたびに風を受けていたが、始終梅の匂いだしていた。
梅の樹の姿はほとんど見なかった。匂いだけが風に乗り、はるか遠くへと届く。
まるで飛び梅だ。梅を恋しがっている人に届いたのだろうか。
花粉は大量に届けられていたのだが。

気を取り直して

2005-03-09 22:58:15 | Weblog
映画「オールドボーイ」はご覧になっただろうか。そう、カンヌを取った例のアレだ。
その割りに渋谷のコ洒落た映画館でしかやっておらずあまりヒットした感じもしない、アレ。
面白さといえば文句無く面白かった!と太鼓判を押せるのだが。

この原作となったのが、同名の漫画「オールドボーイ」原作・土屋ガロンであることは、
けっこうよく知られていると思う。原作の原作というのも変な話だが、この追い風に乗って
漫画アクションでは原作・土屋ガロンの新作をスタートさせた。
http://www.futabasha.co.jp/?magazine=action
下段リストの「快男子SANIWA」がそれだ。…皆様の言いたいことはわかるつもりだ。
隔週発行の雑誌で、前号で始まった連載など紹介されても、ライブで追いかけていけない。
でも、大丈夫!そこがアクションのいい所である。アクションはどの本屋にも置いてあるという
雑誌ではないし、コンビニにいたっては置く店のほうが少ない。でもある店には、
2号前まで遡って置いてある。そういうわけで、今からでもキャッチアップは充分可能なんである。
お近くのデイリーを2、3軒回ってみれば、私の発言の正しさがわかっていただけることと思う。

以後、お読み頂いたものとして進める。
独特の台詞回し、裏を打つパーカッションのような独特の‘間‘の取り方などが
特徴的である。設定と人物だけは克明に描き出され、雨上がりの路地に立ち上るにおいすら
伝わってくるようであるが、話がこれからどこへいくのか何を目指して進んでいくのか、
容易に想像させないこの作り。映画でも原作漫画でもいい、見た方なら知っているはずだ。
月のない夜、小さな舟で外海に漕ぎ出すような暗い快感を予感させる、いい話である。



春、それは出会いと別れの季節

2005-03-08 23:13:52 | Weblog
定型的な導入で始めてみる。そうでもしないと気持ちに整理がつかない。

オタクとは、常に何かしら心を捧げる対象を必要としている人種だ。
アニメであれゲームであれロックスターであれ、展開される祭りを追いかけているときに
興奮と心からの満足を覚える。それを持たないオタクは不幸である。
失った半身を探すように、師をさがしてさまよう雲水がごとくに。
さて、先日たまに巡回しているとあるスレッドでtiarawayというものの存在を知った。
http://tiaraway.com/
千葉紗子と南里侑香のユニットである由。聞いてみる。しっとり穏やか、かつ
仲良しな雰囲気にやられた。どきどきするような魅力があり、安心感があり…
これは、いい。いいものを教えてもらった。この二人を追いかけていけば、オタクとして
しあわせになれるだろう。さっそく自転車を走らせ、アルバムを買ってくる。
帰ってきて、礼を言いにスレッドを再訪すると、そこにはユニット解散の報が。
マジかよ!
かくして私は、またもや自分の追いかけるものを失ったのでありました。

アルバムは、大事に聴こう。ライブにも行ってみたかったなあ。
私がtiarawayのことを知ったまさにその日に最後のライブで解散がアナウンスされてたと
思うと、悔しさ層倍だ。いや、悔しがるのは筋違いか。なにせ何も失っていない。
機械損失というのでもない。今まで追い続けてきたわけでもないのだ。
むやみに開けた未来のみが横たわっているばかりだ。
…まるで始まらずに終わった恋のようだね!
急にきれいにまとめてみて、今宵はここまでにいたしとうございます。

はじめに

2005-03-06 00:15:27 | はじめに
…って断るほどの話ではないんですけどもね。
とくに「これ!」というコンセプトも何もなく見切りで発車して
今後ものんべんだらりんと続けていこうと考えております。

あれですね、薄味オタ日記です。日々読んだマンガやら小説、堪能した映画にえろげ、古着。
そういう物についての感想雑記が中心になるんじゃないかと。きっと。
なぜなら、僕の生活はそういう物の消費を中心に回っているからです。消費。いい言葉です。
ああしかし消費の原資として始めたはずの労働に押され消費もままならぬ日常の不甲斐なさよ。
積み本、積みゲー、積み服というのはもったいない以上にもうしわけない。
日々を明るく過ごすべく、整理を通じて創作物に対峙する真摯な姿勢を取り戻したいナァという、
まあそんな目論見がコンセプトといえばコンセプトでございます。
どうぞごべっこんに。