携帯破壊者~FOMA destroyer

三ヶ月に一度書くくらいの日記コーナー。

気を取り直して

2005-03-09 22:58:15 | Weblog
映画「オールドボーイ」はご覧になっただろうか。そう、カンヌを取った例のアレだ。
その割りに渋谷のコ洒落た映画館でしかやっておらずあまりヒットした感じもしない、アレ。
面白さといえば文句無く面白かった!と太鼓判を押せるのだが。

この原作となったのが、同名の漫画「オールドボーイ」原作・土屋ガロンであることは、
けっこうよく知られていると思う。原作の原作というのも変な話だが、この追い風に乗って
漫画アクションでは原作・土屋ガロンの新作をスタートさせた。
http://www.futabasha.co.jp/?magazine=action
下段リストの「快男子SANIWA」がそれだ。…皆様の言いたいことはわかるつもりだ。
隔週発行の雑誌で、前号で始まった連載など紹介されても、ライブで追いかけていけない。
でも、大丈夫!そこがアクションのいい所である。アクションはどの本屋にも置いてあるという
雑誌ではないし、コンビニにいたっては置く店のほうが少ない。でもある店には、
2号前まで遡って置いてある。そういうわけで、今からでもキャッチアップは充分可能なんである。
お近くのデイリーを2、3軒回ってみれば、私の発言の正しさがわかっていただけることと思う。

以後、お読み頂いたものとして進める。
独特の台詞回し、裏を打つパーカッションのような独特の‘間‘の取り方などが
特徴的である。設定と人物だけは克明に描き出され、雨上がりの路地に立ち上るにおいすら
伝わってくるようであるが、話がこれからどこへいくのか何を目指して進んでいくのか、
容易に想像させないこの作り。映画でも原作漫画でもいい、見た方なら知っているはずだ。
月のない夜、小さな舟で外海に漕ぎ出すような暗い快感を予感させる、いい話である。