旅と山を愛する花咲爺日記

歴史ある街、素晴らしい自然を旅し、高山植物、公園や街路の花壇に可憐に咲く花を、ブログにて記録することにしました。

花壇の水分蒸発量

2021-08-13 08:22:35 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

花壇の水の蒸発量が、理論的にどの程度なのかについて計算することとした。

一般的な条件での水の蒸発量の計算式はこうなっている。

 


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水の蒸発量を算出するアプリ
http://k-ichikawa.blog.enjoy.jp/etc/HP/js/vapor/vap0.html

水の蒸発速度はどのくらい?(江頭教授)
http://blog.ac.eng.teu.ac.jp/blog/2015/10/post-37b5.html

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実際の気象条件はどうなっていたか。気象データにて確認した。

6月の平均温度、平均湿度 18.9℃、71%
7月の平均温度、平均湿度 23.9℃、74%


過去の気象データ検索
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=14&block_no=47412&year=&month=&day=&view=

 


上記のアプリ式から理論蒸発量をグラフの温度、湿度曲線から見出す。(カーソルを合わせ数値を得た)

6月の蒸発量 0.029mm/h
7月の蒸発量 0.037mm/h

 

1日に換算すると
6月 0.696mm/day
7月 0.888mm/day

 

1ヵ月に換算すると
6月 20.88mm/month(30日)
7月 27.528mm/month(31日)

 

これらの数値から、理論上の花壇の水分蒸発量は、降水量換算で1日1ミリ相当程度であり、7月は6月の30%程度多めの蒸発量となることがわかった。

 

水撒き量に換算すると、6月は40L、7月は55Lに相当する。

 

このことから、6月、7月の花壇の水撒き量(降水量とジョウロによる水撒きの合算)は、植物の成長・開花に必要とされる水分以外に、水分蒸発量を考慮すると最低でも40L、55Lとする必要がある。

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8月上旬の花壇水撒き状況

2021-08-11 17:50:43 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

8月上旬は7月中下旬と同様、1日から数日間、最高気温が連日30℃を突破するなど、記録的な猛暑が続いた。そこで、雨が降らない限り、花壇一つにつき1日4Lの水撒き(目標値)を継続した。

 

8月の花壇水撒き方針
https://blog.goo.ne.jp/lloasisll/e/56ffff9967b54d0224b399b3b1fe1439

 

降水量は8月4日に7.5ミリ、8月9日に10.5ミリ、8月10日に52.5ミリの雨が記録され、他に天気雨が複数回発生。
8月10日時点で8月の降水量は70.5ミリ。

 

8月の花壇水撒き量の目標値は120Lとしたので上旬時点での目標値に対する必要水量は40L。
晴天時の水撒き回数が5~6回で、計20~24L(個別の花壇の水撒き状況は、多少異なる)


上旬の降水量は70.5ミリなので、花壇一つの水撒き量に換算し直すと141L
上旬目標値40Lに対し、ジョウロと降雨により既に160L程度供給したことになり、上旬だけで120L程度供給過剰状態にある。


月全体でみた場合、既に、目標値である120Lを突破している。が、その後の晴天で花壇の水分が蒸発、中旬、下旬に花壇が乾燥状態に入ったと判断される場合は、乾燥と判断した日以降1日4Lペースで水撒きする必要がある。

 

7月と8月はまったく逆の展開になっている。

 

過去の気象データ検索
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=14&block_no=47412&year=&month=&day=&view=

降水量1ミリ ジョウロによる水撒きに換算するとどうなるか
https://blog.goo.ne.jp/lloasisll/e/7dee3f24ce107807e6f1c8eb51b75f18

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8月の花壇水撒き方針

2021-08-10 07:12:23 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

・今後の開花予定

今時点で、花壇で開花していないのは、宿根ではケローネ、アスター、シュウメイギク、球根では、コルチカム。いずれも乾燥に強いため、気温が連日30℃超えとならない限り、水撒き量は7月と同水準で大丈夫そうと判断。

・7月までの反省点
(降水量が少なかった)7月のジョウロでの水撒き量が、各花壇とも10L(回数で2回分)不足していた可能性がある。

・8月水撒き目標値

生育可能なギリギリの限界水量では、花は咲かないか、小振りの株で終わる。水不足のままでは宿根の株は大きくならない。来年以降もきちんと咲かせるには、7月よりも多めに水撒きする必要がある。

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街路の花壇維持に必要な水量(2021年7月)
https://blog.goo.ne.jp/lloasisll/e/0a367720fcf11c8deb6037599a6e5550

降水量1ミリ ジョウロによる水撒きに換算するとどうなるか
https://blog.goo.ne.jp/lloasisll/e/7dee3f24ce107807e6f1c8eb51b75f18

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これらの経緯から、ジョウロと雨水による、総水撒き量の目標値を、120L(最低でも7月と同程度の110L)と設定。
1日平均4Lとした。(降水量は1ミリで花壇一つにつき2Lに相当)

※実際、8月上旬は、晴天続く期間について、1日1回4Lペースで、ジョウロで水撒き中。(乾燥し過ぎる花壇は1日6Lペース)




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花壇の草むしりの頻度

2021-08-07 08:32:26 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

管理している花壇から12個の花壇を選び、5~7月での草むしり実績からわかったことを記す。

 

・前提条件
前年にいったんきちんと雑草を除去した花壇を対象
作業時間は個々に測定したものではなく、作業実施日の作業時間から案分

 

予め選定した、5つの花壇(当初から管理予定の花壇)での草むしり実績はこうなった。

・5つの花壇での実績
5月 2回 各10分
6月 3回 各10分
7月 2回 各10分
計7回、合計70分要している。これが標準パターンと思う。

 

他の途中手抜きした2つの花壇(当初の管理予定でない花壇)の実績はこうなっている。

・2つの花壇での実績
5月 1回 15分
6月 1回 15分
7月 1回 40分

標準パターンで草むしりした場合と途中手抜きした場合の、最終的に草むしりに要する時間の差はない。どっちみち草むしりするなら、雑草が伸び放題の状態を見せられるだけ損な気がする。

その他に、比較的密に植えこんだ5つの花壇(当初の管理予定でない花壇)での草むしり実績を示す。

・花壇A 計35分
5月 1回 15分
6月 1回 10分
7月 1回 10分

・花壇B 計40分
5月 1回 15分
6月 1回 15分
7月 1回 10分

・花壇C 計50分
5月 2回 各10分
6月 2回 各10分
7月 1回 10分

・花壇D、E 計60分
5月 2回 各10分
6月 2回 各10分
7月 2回 各10分

 

・標準パターン(当初管理予定の5つの花壇)
5月 2回 各10分
6月 3回 各10分
7月 2回 各10分

これらの実績から、花壇に植物を密に植えることは、標準パターンの花壇と比較し、草むしり時間が少なくて済むことから雑草侵入防止効果があることがわかる。

 


以上から、来年度以降、5~7月の花壇の標準草むしり頻度として、2週間に1回、各10分程度を想定することとした。
8月以降は、例年雑草は少な目になるため、草むしり頻度は少なくなると予想している。(月1回程度)

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街路の花壇維持に必要な水量(2021年7月)

2021-08-02 11:02:18 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

街路の花壇に必要な水量がどの程度なのか、6月、7月の9つの花壇の水遣り実績などから推定することとした。

まず、2021年7月の降水量の確認をしておきたい。気象庁数値では1カ月間でたったの7.5ミリとなった。


過去の気象データ検索 気象庁
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=14&block_no=47412&year=&month=&day=&view=


ジョウロによる水撒き量に換算し直すと、各花壇15Lに相当する。

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降水量1ミリ ジョウロによる水撒きに換算するとどうなるか
https://blog.goo.ne.jp/lloasisll/e/7dee3f24ce107807e6f1c8eb51b75f18

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次に、7月の各花壇の水遣り実績(回数、水撒き量)を参照したい。


・街路樹有る花壇 7月

花壇A:生育良 19回 97L
花壇C:生育やや不良(宿根全般) 22回 129L
花壇E:生育やや不良 16回 91L 
花壇G:生育やや不良 13回 62L

・街路樹無しの花壇 7月

花壇B:生育良 19回 91L
花壇D:生育良 18回 93L  
花壇F:生育不良 14回 32L
花壇H:生育不良(アスチルベ、ホトトギス) 14回 65L
花壇I:生育不良(フロックス、ホトトギス) 13回 62L

このうち生育良と判断された花壇の数値のみを選び、降水量を加算する。

花壇A:生育良 19回 97L+15L=112L
花壇B:生育良 19回 91L+15L=106L
花壇D:生育良 18回 93L+15L=108L




この数字は1日平均で3~4Lの水量に相当する。

7月は、降水量が極端に少なくかつ真夏日が続いたこともあり、上記数値は、7月に(生育良の)花壇を維持するのに最低必要な水量(生育限界数値)と見做せる。

この数値を下回ると、花壇の宿根の生育は悪化する。実際、花壇A・B・D以外の花壇は生育不良状態となった。咲く花は咲かなくなり、植えた宿根が枯れ始めている。花壇H、Iの花壇では、ホトトギス、プリムラなどが枯れ始めている。花壇Hのアスチルベは、ほとんど開花せず葉っぱが枯れかかっている。花壇Fに6月に植えたものがすべて枯れ始めている。


参考までに6月の水遣り実績を再掲する。

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https://blog.goo.ne.jp/lloasisll/e/6394e5a44ac784d29bf562f9b7900648
街路の花壇維持に必要な水量(2021年6月)

生育良の花壇について言うと、
街路樹有る花壇のケースで、水撒き回数で18回、水撒き量で84L となった。
街路樹無しの花壇のケースで、水撒き回数で15~18回、水撒き量で60~89Lとなった。

2021年の6月の降水量は、50.5ミリなので、ジョウロ水撒き換算で101L。

6月1か月間について、花壇1つ(1m×2m)の宿根の生育を維持するために必要な水量は、

=101+(60~89)

すなわち、161~190Lの水が必要との試算となった。
これは、一つの花壇について、1日平均で5L程度の水量に相当する。さらに、生育良と不良の水撒き回数の比較から、生育良の花壇とするには、小まめに水を撒いた方が良さそうなこともわかった。

6月時点で生育良状態とするのに、降水量含めて1日5Lの水を必要とした。

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7月は、気温の上昇と降水量の減少により、生育条件が6月よりも厳しくなり、生育良の花壇でも6月よりも多く水遣りしている。結果的に、降水量含めて1日3L前後の水量でなんとか凌いだ花壇が3つ存在する。

参考までに、7月の生育良の3つの花壇の水遣り実績内訳を以下に示す。

・花壇A:生育良 19回 97L(2.2.2.11、5,15、6、6、4、3、4、6、6、3、3、6、5、4、4) 
6月は84L

・花壇B:生育良 19回 91L(2,2,2,11、6,10,5,5、6、3、4、5、5、3、3、5、6、4、4) 
6月は89L

・花壇D:生育良 18回 93L(5,5,3、8、11,6,3、5,4、5、5、6、4、3、6、6、4、4)
6月は60L

7月は月間降水量が7.5ミリ(6月は50.5)、天候的に晴れ続きだった。
7月の日平均気温は23.9℃(6月は18.9)、最高気温の平均が29.0℃(6月は24.4)、最低気温の平均が20.2℃(6月は14.6)だった。

7月については、6月と比較し5℃以上の気温の上昇が認められること、晴天続き等、余裕をみるなら、水撒き回数は3日に2回以上(月間20回以上のペース)、ジョウロの水撒きの量は花壇1個(1×2m)につき1回6L以上(降水量ゼロを想定)が必要となる。

生育良だった花壇の水遣りは90L台だったが、これは生育上ギリギリの水量であり、生育不良だった花壇を含め花壇一つにつき120L前後を目指すべきだった。

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