クラーケンフィールド/HAKAISHIN

監督 ティボー・タカクス
キャスト　チャーリー・オコンネル、ヴィクトリア・プラット、クリスティ・アンガス
2006年　アメリカ
ジャンル：パニック、アクション

【あらすじ】
幼い頃、海で両親を失って以来、その原因を追究し続けているレイ・ライター。彼は、古代神話の宝石を探す海洋考古学者ニコール・フェリン博士の探検に加わり、宝探しとは別の目的を果たそうとしていた。しかし、何世紀もの間、その宝石を守っていた生き物こそ、レイの両親の仇---巨大クラーケンなのであった。

【感想】
今でもB級感漂う巨大生物襲来ものは楽しくて仕方ありませんね。今回は巨大イカ。ありそうでなかったネタです。

このタイプの作品はストーリーはおまけ扱いと捉えてチープな巨大イカをニヤニヤしながら眺めるのが楽しむコツです。それにしてもイカの攻撃が足ばっかりで本体はラストでちょっとしか出てこないのが想像以上に安っぽかった。「ジョーズ」も似たようなものかもしれませんけど、演出の出し惜しみではなくて単に予算がないからだというのが丸わかりでした。

主人公達の目的は親を殺されたクラーケンに対するかたき討ちでヒロインの目的は宝探し。二人が意気投合する中、邪魔者が登場するというお約束の展開。これぞB級映画という作りでした。しかし地味な人達から順番にイカに殺されて行く過程の中で予想外の人まで殺されていました。さすがにこの人は安牌だろうと確信していたので少し驚きました。

悔しいけど面白かった。内容自体は「しょうもない」としかいいようがありませんけど。万人に薦められるような代物ではなくても自分さえ楽しめればそれでいいという映画もたまにはいいですね。

お薦め度：★★★★☆☆☆☆☆☆

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