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ダイ・ハード

2011-06-11 23:18:59 | ★★★★★★★★★☆

監督 ジョン・マクティアナン
キャスト ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、ボニー・ベデリア、アレクサンダー・ゴドノフ、レジナルド・ヴェルジョンソン、ポール・グリーソン、ウィリアム・アザートン、ジェームズ繁田、ロバート・ダヴィ
1988年 アメリカ
ジャンル:アクション、サスペンス

【あらすじ】
クリスマス・イブの夜、LAのハイテクビルを最新兵器で武装した謎のテロリスト集団が襲った! 彼らの要求を拒んだ重役達は即座に射殺。なすすべも無く怯える人質たち。ビルの中にいた非番警官ジョン・マクレーンは外部との連絡が一切遮断された中、ただ一人命をかけた闘いを挑んだ!

【感想】
初見時にはラストの高層ビルの屋上でヘリが炎上するシーンの迫力に度肝を抜かれたものですが、さすがに今では当たり前になっている光景なのかもしれません。それでも本作の完成度の高さは80年代を代表するアクション映画として今でも輝いていると思います。

主演のブルース・ウィリスは今では「不死身な男」だとか「毎回、地球やアメリカの危機を救っている男」という完全にネタっぽくなってしまっていますが、それまではアクション系俳優ではなかったのは非常に有名な話です。本作で掴んだチャンスをきっかけに相当な努力をしたことがよくわかる内容となっております。テロリストから随分と痛みつけられても一人で立ち向かっていくその雄姿には思わず応援したくなります。

それから話の進行が急展開ではなく、少しづつだが着々と進展していくおかげで最後まで集中力が途切れず、手に汗握る展開になっています。出来の悪いアクション映画の大半はラストになって一気に解決するなど強引な幕引きを図るものが多いと思います。冒頭で登場する運転手やマクレーンの連絡役などもきっちりと仕事をするので非常に計算高い洗練された作りとなっている印象を受けます。

そして忘れてはいけないのが、テロリストのボス役を演じたアラン・リックマンの存在でしょう。非常に個性的で危険な雰囲気を醸し出していたと思います。主人公と宿敵の存在感が強烈だからこそ話が盛り上がるお手本のような存在です。私は以降の「ダイ・ハード」シリーズの魅力が今ひとつなのはブルース・ウィリスではなく悪役の個性が弱いからなのだと思っています。

最後に舞台となる高層ビルが日系企業ということで当時の経済情勢を色濃く反映したものとなっています。今だったら中国系企業が所有するビルになってそうな気がします。こういう部分に注目して鑑賞しても面白いのではないでしょうか?

素晴らしい映画は何回鑑賞しても面白いですね。

お薦め度:★★★★★★★★★☆

ダイ・ハード [Blu-ray]
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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