史上最悪のボートレース／ウハウハザブーン

監督 ロバート・バトラー
キャスト ティム・マシスン、スティーヴン・ファースト、ジェームズ・シッキング
1984年　アメリカ
ジャンル：コメディ

【あらすじ】
全米でもワースト1位という不名誉なランク付けをされている三流校・レペットメイン大学に通う問題児・マックスら4人組は学部長から「学校の汚名返上の為に『全米大学対抗川下り選手権』に参加し、優勝せよ」との命令が下される。優勝すれば特別に学位を与え学校も卒業、できなければこれまでの4人組の悪事をバラして警察に突き出すという。かくして4人組はメンバーの飼い犬・チャックを加えてレースに参加した。レース前に失格となった陸軍士官学校チームの妨害もあってレースは混戦となる。果たして4人組は優勝できるのだろうか・・・。

【感想】
ウハウハザブーンなんて言葉を見せつけられたら間違いなく誰だって気になるでしょう。私の知る限りの映画知識を駆使しての最高の邦題をここで投入したみた。しかも凄いのは本当にウハウハザブーンである点。まさにプロの仕事。

元々は原題はアップ・ザ・クリークでサブタイトルとして「激流スーパーアドベンチャー」という邦題がつけられていたそうだが、気に入らないから変えてしまうのはさすがテレビ東京としかいいようがない。

映画というよりは完全にバラエティ番組のお笑い企画のノリ。Fランク大学の落ちこぼれ生徒達が単位を貰えるという理由でボートレースをすることになったきっかけからしておかしい。シナリオはボートレースを見せるためのおまけ扱い。

だだしボートレース自体は非常に楽しそうでやってみたいと思わせるものがあった。それが映画の質と結びつくものではないが、楽しければ良しが製作のコンセプトであるならば悪くはないと思う。主人公達の行く手を邪魔するライバルが無茶苦茶やるのも楽しかったです。ここまで馬鹿になれるなんて学生時代に戻りたいという気分にさせられました。

映画の出来とは直接関係ありませんけど女のチームに向けてミサイル打ち込んで「ウハウハで行くか。ザブーンだな」というのはなかなかの名台詞。（実際の英語の台詞な何であるのか知りたい）報復による爆発シーンも派手でよかった。

B級映画マニアから大絶賛されているのは納得です。

お薦め度：★★★☆☆☆☆☆☆☆

史上最悪のボートレース／ウハウハザブーン　　DVD未発売