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勝利への脱出

2011-09-10 23:45:04 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ジョン・ヒューストン
キャスト シルベスター・スタローン、マイケル・ケイン、ペレ、マックス・フォン・シドー、ダニエル・マッセイ、ティム・ピゴット=スミス、アントン・ディフリング、アミドウ
1980年 アメリカ
ジャンル:脱走、スポーツ

【あらすじ】
舞台は1943年、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下のパリ。サッカーの名選手だった連合軍捕虜収容所所長が、捕虜チームとドイツチームで試合をさせようと画策。しかし捕虜たちはそれを利用して脱走すべく計画を練るのだが…。

【感想】
収容所からの脱走映画がなぜか途中から熱血サッカー映画になっているとかあり得ない展開。馬鹿にされている気分になりました。

囚人達がサッカーの親善試合でハーフタイム中に控え室から脱獄をする計画だったのですが、試合が盛り上がっているという理由で脱獄が中止になってしまいます。「安西先生、バスケがしたいです」みたいな説得が繰り広げられる。ドイツ軍から捕らわれていた囚人が脱獄よりもサッカーの試合を選ぶという「人生の選択」に納得できる人はいないでしょう。はっきり言ってこいつら馬鹿です。

更に最後でチープな横っ飛びでPK止めて歓喜するスタローンの演技も酷いです。子供が感情にまかせてはしゃぐ姿に思えてしまいます。そもそもキーパーが主人公とかサッカーを描いたドラマとしてあり得ないだろうと思うのだが・・・・。

ダメ押しがペレに似ている黒人がいるとか思ったら本当にペレとか・・・。こんな映画のためにそこまでやる企画力には脱帽いたしました。しかしスタローンとペレが共演して喜ぶ人いるのか・・・。誰特?サッカーファンはこれに満足なのだろうか聞いてみたいです。

最初からサッカーものを貫いているならここまで非難することはありませんが、商業作品でここまで完成度の低いシナリオも珍しいと思います。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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