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ピクニックatハンギング・ロック

2012-11-15 19:11:38 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ピーター・ウィアー
キャスト レイチェル・ロバーツ、ヴィヴィアン・グレイ、ヘレン・モース、アン・ルイーズ・ランバート、カレン・ロブソン、カースティ・チャイルド、トニー・リュウェリン=ジョーンズ、ジャッキー・ウィーヴァー、ジェニー・ラヴェル、イングリッド・メイソン、ドミニク・ガード
1975年 オーストラリア
ジャンル:ドラマ、ミステリー、実話

【あらすじ】
規律を重んじる名門女子学園で、生徒たちがピクニックに出かける。しかし、行き先の岩山で、3人の生徒と老教師が岩と岩の間に吸い込まれるように、姿を消してしまう。

【感想】
美しい映像と壮大な音楽が印象的なのに対して内容はこのような実話があったということ以外はあまり残らない作品。高評価されているのは映像作品として割り切っているためか。

事件の現場を映し出す光景が神秘的な力がみなぎっており、実際にこの場所で女子生徒と先生が突然姿を消したという事実が更なる怖さを出しています。

冒頭に学校の女性生徒達が失踪したと書いてくれたおかげでそこまで我慢することができた。ただこの事前説明がなかったらそこに至るまで退屈で飽きてしまっていたかもしれません。そういう意味ではかなり綱渡りしている作品だと思います。

また前半の失踪事件と後半の学費を払えない女の子の間に関係が見出せないのも厳しいです。失踪事件の後遺症がこの女の子に大きな影響を与えたというならわかるが、彼女の両親は学費を払っていなかったわけだからどのみち学園を追放されていたということになる。唯一の接点はと言えば、物語に登場する男子生徒と血縁関係だったということになるが、結局、女の子が悲劇的な結末を迎えたことに対して男子生徒の心理状況が描かれないまま終わってしまったので消化不良ではある。

やはり不可思議な失踪事件が起こったが原因はわかっていないという実話なのでストーリーに結論がないまま終わってしまうのは仕方がないことなのでしょう。失踪の場面以外は素材的に面白くなりようがないというストーリーだと思う。ドキュメンタリーとして楽しむことが求められているのだと思います。私にはその準備ができていなかったのでよくない印象を受けてしまった。

マニアックな方面でよく知られている作品なので映画好きならば見ておきたい作品です。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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エスピーオー

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