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バートン・フィンク

2009-07-27 16:37:04 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
キャスト ジョン・タートゥーロ、ジョン・グッドマン、ジュディ・デイビス、マイケル・ラーナー、ジョン・マホーニー
1991年 アメリカ
ジャンル:サスペンス、ドラマ

【あらすじ】
1941年、ロサンゼルス。ハリウッドに招かれた社会派劇作家バートン・フィンクは、みすぼらしく不気味な雰囲気を持つ“ホテル・アール”にチェックインする。彼はキャピトル映画の社長リプニックに会い、B級レスリング映画の脚本を依頼されるが、隣の部屋の笑い声が気になって一向に筆が進まない。声の主は大柄な保険セールスマン、チャーリーだった。彼とは妙に気が合い、すぐに打ち解けたバートンだったが、この出会いこそがすべての不幸の始まりだった…。

【感想】
映画に対して点数をつけることについてはいい面と悪い面があるかと思いますが、本作については本当なら点数はつけたくないタイプです。

主人公が変人系、いわゆる気持ち悪いタイプで感情移入しにくい。ある事件が発生するまでの展開が非常にだるく退屈。犯人もバレバレ。後半に悪趣味ぶりが爆発したと思いきや、そっけない感じのラスト。

つまり言葉で書いてしまうと、あまり薦められる要素はないのですが、確かにコーエン兄弟でしか作れないような不思議な魅力がある。まともな作り映画に飽きてきた時にはちょうどいいと思います。
私は事前に内容を確認していなかったので、途中の事件には驚かされました。それまでの退屈な時間帯が実は事件を引き立たせていたことに気がつかされます。実に巧いです。またホテルに張ってあった絵を何度も見せることで印象づける手法が独特。ラストでは火災で燃える中でのチャーリーの不気味な姿がインパクト十分でした。

私はどちらかと言えば好きな方ですが、前述した通り、正統派ではなく、品のない映画なので肌に合わない人はダメでしょう。そのためコーエン兄弟の他作品を見て好きになれた人限定です。玄人好み。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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