
監督 アンドリュー・プレンダーガスト
キャスト ジョージ・スタルツ、ドーン・オリヴィエリ、ポリー・シャノン 、マイケル・シェイマス・ワイルズ、アレックス・マッカーサー、グレアム・シールズ
2009年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF
【あらすじ】
静寂が包む海域にひっそりと浮かぶ孤島を舞台に繰り広げる超弩級パニック・アクション。ヴァレリーたちギリシア神話の研究員クルーは、ある無人島でついに伝説の「ヘラクレスの剣」の在り処を発見するが、その後、クルー全員の消息が途絶えてしまう。一方沿岸では一艘の貨物船がその無人島に近づいて来ていた。その目的は島に犯罪者を解き放ち、セレブのハンターたちによる“人間狩り”を行うというものであった…。
【感想】
単純に頭が沢山ある分、生理的な嫌悪感はアップしますね。ただヒドラは本来頭9つのはずなのに本作では5個程度しかありませんでした。こだわりを持っている人には不満な点でしょう。
「アナコンダ」などの同類の作品と比べるとSF色が強いと思います。ヒドラの頭を銃で吹き飛ばしてもすぐ再生したり、ヒドラを倒す唯一の武器である伝説の剣が存在するあたりはファンタジーの世界です。この点を安っぽいと指摘する人が多いみたいですが、どっちにせよ同類にはB級映画しか存在しないので大差ないです。むしろ本格的なものに期待している人はどうかしているといいたい。
悪人が次々とヒドラに食い殺されていくシーンはある意味、爽快感があります。その中で物語のキーとなると思われた女性があっさり殺されてしまったのは苦笑ものでした。それから主人公達二人がサバイバルから生き残って船まで戻った後に再びヒドラが現れるという強引過ぎる展開はもう少し遠慮してほしかったところです。
肝心なヒドラの映像自体はそこそこのクオリティだったと思います。もちろん大作アクション映画と比べると劣りますけど、B級映画ファンを喜ばす低度には仕上がっていたと思います。蛇系の作品は出来が悪いと合成がはっきりとわかってしまい蛇が地面を滑っているように見えてしまいますから。
このジャンルは20本に1本位の頻度で見たくなる。
お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆
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