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白い嵐

2013-06-01 22:48:31 | ★★★★★★★★★☆
監督 リドリー・スコット
キャスト ジェフ・ブリッジス、キャロライン・グッドオール、ジョン・サヴェージ、スコット・ウルフ、ジェレミー・シスト、ライアン・フィリップ、デヴィッド・セルビー、イーサン・エンブリー、ジェームズ・レブホーン、ジュリオ・オスカー・メチョソ、ジェリコ・イヴァネク、カミラ・オーヴァーバイ・ルース、ジョーダン・スコット
1996年 アメリカ
ジャンル:ドラマ。アドベンチャー、実話

【あらすじ】
海洋学校オーシャン・アカデミーに入学したチャックは、航海訓練生として11人の少年とともにアルバトロス号に乗り込み、南米を半周する船旅に出発。厳しいスキッパー船長に対して当初は不信感を覚える少年たちだったが、航海が終わりに近づく頃には、度重なる困難を適切な処置で乗り切るスキッパーを深く信頼するようになっていた。やがて帰路につくことになるが、そんな彼らの行く手に、伝説の巨大嵐が待ちうけていた…。

【感想】
教え子から慕われている男が事故によって裁かれることになってしまう話は「いまを生きる」を思い出します。実際似ています。しかし私がこのタイプの映画に弱いのとジェフ・ブリッジスの熱い演技、海の厳しさもあって素直に感動しました。

ただ暴力によって死者を出した某ヨットスクールを連想してしまうのも事実なので実際の事実関係がどうだったかを知ってしまうのが怖い作品でもあります。(幻滅すると嫌なのであえて調べておりません。)

航海へ出た12人の少年と船長を含む4人のクルーたちが、“白い嵐”と呼ばれる伝説の暴風雨に遭遇する。

作品の荒削りなところも人間的に成長過程にある若者達の姿とうまくマッチしていてあまり気にならなかったです。しかし世間一般には前述した「いまを生きる」と比べると完成度を指摘されることが多いようです。たしかに海洋学校の必要性や存在意義、そこに入学してきた生徒たちの目的などが省かれていたせいで導入部において説明不足であったことは間違いないです。

ただその欠点を補うくらいの魅力はあったと思います。特にジェフ・ブリッジスに危険な海での生活において生徒の命を預かるだけの人間としての大きさを感じることができました。海で生きていくために時には心を鬼にして厳しく接するシーンがとても絵になっていたと思います。そして実際に犠牲者がでたことで海の恐ろしさを思い知らせてくれます。

事故自体は自然の脅威の前では人間は太刀打ちできない以上、不運としか言いようのないものなのだが、それでも船長がマスコミから叩かれてしまう。そこを海を通じて人間的に一回り成長した生徒達が船長をかばうシーンはベタですが、感動しました。

事実関係が怖いですが、とてもいい作品だと思います。

お薦め度:★★★★★★★★★☆

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