新刊の森

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明日への扉を開くか「サピエンス異変――新たな時代「人新世」の衝撃」

2018年12月20日 | 新刊書
サピエンス異変――新たな時代「人新世」の衝撃
ヴァイバー・クリガン=リード (著), 水谷 淳 (翻訳), 鍛原 多惠子 (翻訳)

最近流行の人類史の新しい書物が登場しました。
とくに現代の「AI革命」によって人間がどのように変わっていくかという視点が魅力的です。
人間の明日への扉はどのようにして開かれるか。
ぜひ読んでみたい。


単行本: 336ページ
出版社: 飛鳥新社 (2018/12/20)
言語: 日本語
ISBN-10: 4864106622
ISBN-13: 978-4864106627
発売日: 2018/12/20

内容紹介
◎英フィナンシャル・タイムズ紙「2018年ベストブック」選出! ◎
私たちの文明と身体に、人類史上空前の「激変」が起きている!
BBC番組化決定! ガーディアン紙、ネイチャー誌ほか各紙誌絶賛の、英国最新ベストセラー人類史。

1万年前の「農業革命」。250年前の「産業革命」。そしてスマホ・AI時代の「現代文明」。
これらの衝撃に、私たちの身体は、実はいまだ「適応」できていない――。
欧米の歴史教科書に追加されつつある「人新世(じんしんせい)」問題を提起した、衝撃の全英最新ベストセラー!


「最新科学から哲学まで、豊富な知見を縦横無尽に駆使した、すばらしく野心的かつ巧みなノンフィクション」
――ガーディアン紙

「われわれ人類の肉体が抱え続ける"欠陥"について、本書の指摘に慄然とさせられた」
――フィナンシャル・タイムズ紙

「人類によって根底から作り変えられた環境が、いかに人類そのものを作り変えつつあるか――。遺伝要因と環境要因が交差する、すばらしい一冊だ」
――ネイチャー誌
著者について
ヴァイバー・クリガン=リード
英ケント大学准教授。専門は環境人文学と19世紀英文学だが、扱うテーマは人類史、古典文学、健康、環境問題まで幅広い。ケント大学の名物教授として学生に絶大な人気をほこり、2015年には同大の「ベスト・ティーチャー賞」を受賞。ガーディアン紙、インディペンデント紙、ワシントン・ポスト紙などに寄稿多数。
人類が生み出した文明の速度に、人類の進化が追いついていない問題を大胆に提起した本書『サピエンス異変』は、フィナンシャル・タイムズ紙の2018年ベストブックに選出され、2019年3月にBBCワールドサービスで番組化(全3回)が決定しているなど、大きな反響を呼んでいる。

水谷淳(みずたに・じゅん)
翻訳家。東京大学理学部卒業、同大学院修了。訳書にバラット『人工知能 人類最悪にして最後の発明』、チャム&ホワイトソン『僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない』(以上、ダイヤモンド社)、アル=カリーリ&マクファテン『量子力学で生命の謎を解く』(SBクリエイティブ)、ブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く』(早川書房)、ムロディナウ『この世界を知るための 人類と科学の400万年史』(河出書房新社)他多数。

鍛原 多惠子(かじはら・たえこ)
翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)。訳書にコルバート『6度目の大絶滅』(NHK出版)、ニコレリス『越境する脳』、ワイナー『寿命1000年』、ソネンバーグ&ソネンバーグ『腸科学』(以上、早川書房)、リドレー『繁栄』『進化は万能である』(共訳、早川書房)、アル=カリーリ『サイエンス・ネクスト』(河出書房新社)他多数。


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