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シーベルト(Sv) とベクレル(Bq)

2011-03-29 22:35:58 | いろいろ
シーベルト(Sv)とベクレル(Bq)について、よく分からないのでまとめてみた。

放射線による人体への影響度合いを表す単位を「シーベルト(Sv)」、
放射性物質が放射線を出す能力を表す単位を「ベクレル(Bq)」といいます。

東北電力HPの解説によると、
放射性物質にはさまざまな種類があり、放出される放射線の種類やエネルギーの大きさが異なるため、これにより人体が受ける影響は異なります。
放射線が人体に与える影響は、ベクレルの大小を比較するのではなく、シーベルトで比較する必要があります。
とのことです。

いいですね。ベクレルではなく、シーベルトを気にするんですよ。

それでは、どのくらいの放射線を受けるといけないのでしょうか。
東京電力HPの解説によると、
例えば、全身に約7,000ミリシーベルトを一度に受けるとほとんど100%の人が死亡し、
約3,000ミリシーベルト以上では受けた人の半数が死亡します。
また、放射線を局所に受けると受けた放射線の量に応じて脱毛や潰瘍などが発生します。
一方で、200ミリシーベルト以下ではがんは増えていないということもわかっています。

そもそも私たちは、日ごろから絶えず自然界から放射線を受けています。
自然界からの放射線の量は1年間に世界の平均で2.4ミリシーベルトと評価されています。
その内訳は
・宇宙からの放射線     ;0.4ミリシーベルト
・大地からの放射線     ;0.5ミリシーベルト
・食物からの放射線     ;0.3ミリシーベルト
・呼吸によるラドンなどの吸入;1.2ミリシーベルト  
です。

さて、それではもっとも大事な話。
水道水から乳児が摂取する際の暫定規制値(1リットル当たり100ベクレル)を超える放射性ヨウ素が検出された問題をどう捉えるかです。
これを、まともに解説して欲しいんですよね。

毎日新聞 2011年3月25日 東京朝刊によると
日本産科婦人科学会は24日、「(現状の)水道水を連日飲んでも、母体や胎児に健康被害は起こらず、授乳を続けても乳幼児に健康被害は起こらな
いと推定される」とする見解を発表した。
とのことです。

同学会は、米産婦人科学会の推奨に基づき、おなかの中の胎児に悪影響が出る被ばく量は50ミリシーベルトと定めている。
仮に1リットル当たり200ベクレル前後の水道水を妊娠期間中の280日間、毎日1リットル飲み続けた場合、合計56,000ベクレルとなり、総被ばく量に換算すると約1.23ミリシーベルトになる。
胎児の総被ばく量は、母体に比べて少ないとされているが、悪影響が出る50ミリシーベルトを大きく下回る。
また、母乳中に分泌される放射性ヨウ素は、母体が摂取した量の4分の1程度と推測されるため、授乳を続けても被害は起きないと推定した。

<これだけでやめてくれればいいのに、次の文が余計なのです>

ただ、可能であれば、水道水以外の飲み物を利用するように推奨している。

科学者(理系)の良心で、影響0と言い切れないので、どうしても付け加えてしまうのでしょうが、文系的(といいますか、理屈が分からない人た
ちと言ったほうがいいのかな)に対しては逆効果ですね。
この一文だけでパニックになり、水を買いあさる状態になってしまいます。

例えば、確率の話をするのであれば、宝くじに当たる確率と比較してみるとか、工夫が必要ですよね。
本来は、マスコミがその役割を担うべきなんでしょうが、高学歴なのに頭が悪いとうまく料理できないのでしょう。
まあ、普段から占いとニュースと一緒くたに流しているようなマスコミには、端から期待はできないのかもしれません。

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