日々の思いを記す~タキシード・仮面~

生活しながら思った事、ニュース・テレビ・福祉などいろいろなジャンルに関して綴っていこう(^o^)

国籍法改正を考える-DNA鑑定

2008-11-28 22:00:45 | Weblog
ここ毎日のように国籍法改正について考えてきた。昨日、コメントをいただきました。ありがとうございます。DNA鑑定についてのご意見をご紹介します。

以下引用
「欧州では移民家族の呼び寄せや入国にDNA鑑定を導入している国は多いけどDNA鑑定を必須としてる国は一つもないんだよ。欧州各国で採用されてるのは、身元確認が困難な場合に本人の希望により任意で受けることの出来るDNA鑑定か、受けることにより手続きや審査の一部が免除されるタイプのこれまた任意のDNA鑑定あとは偽装の疑いがある時に司法の許可を得て検察行政が行うDNA鑑定だけ何れも複数の条件を満たし場合のみ許可されてるだけだよ 。」
引用終わり

確かに、ヨーロッパではそのようです。フランスなどでは、DNA鑑定を義務化しようとする声もあったようですがDNA鑑定を用いる際の規定を設けることで決着しました。

ここで考える一つの視点として、文化の違いというものを考えてみたいと思います。今回の大きなポイントである家族の概念です。ヨーロッパでは、家族というものは血のつながりがなくても一緒にくらし、子は親の性を名乗り親は子を養育していればいいらしいのです。日本ではどうでしょうか?日本は、明治以降の家制度もそうでしたが血縁関係を重視した文化が根付いています。血のつながりを重視するかしないかで今回のDNA鑑定に対する考え方もかわってくるのではないかと思います。

わたしも願わくばDNA鑑定などしなくてもいい世界になってほしいと思ってはいます。ただ、それを悪用する人が必ず出てくることを懸念しているのです。一度、手綱を緩めたら国内はどうなるかわかりません。ヨーロッパでは、移民に関する偽装が問題になっているようです。建前をとるか現実をとるか難しいところです。

日本文化、伝統、慣習に思い入れのある人には今回の改正法案を受け入れるのは難しいことと思います。私は、自慢できるような日本文化を大事にする行動などはとっていませんが今回自分は日本に生まれた日本人なんだなと改めて実感しました。
頭では理解できても体が分かってくれない感じです。

この改正を機に日本民族の国から多民族国家になっていくことでしょう。日本民族のDNAには記憶のないいろいろな出来事が起こってくると思います。まぁ、今でもいろいろな事件が起きているから輪をかけるだけにすぎませんが。

国籍法改正案、慎重審査に!ほっと一息

2008-11-27 22:07:09 | Weblog
国籍法改正案について慎重審査になったとのこと。とりあえず、ストップをかけることができたという感じでしょうか。まだ、安心とまではいかないけれども。

今回のインターネットを介しての国籍法改正案についての盛り上がりはすごいものを感じました。こんなにも、多くの方が日本という国を心配しているのだなと。そんな中にも冷静な方もけっこういるんですね。読んでみると、そんなに心配することないのかなともとれるのですが、人を信じられない今の社会では不安になってしまうのが現実です。

今回の動きに応じて、法務省も厳格な審査を考えているようです。
読売新聞にも記事が出ています。

「父親の戸籍謄本や両親と子供が一緒に写った写真などの添付を求める。」
「親子関係に疑問が生じれば、父母以外の関係者からも事情を聞く」との事。

 でもこうした方法では偽装を完全に防げないですよ。審議では、父子のDNA鑑定を義務づけるべきだとする意見も出たみたいですが、法務局の窓口で鑑定の信用性を判断するのは難しいうえ、母親が外国人の場合だけ鑑定を求めるのは差別につながるという。差別というのは何を根拠に差別というのだろう。日本国籍を与えるかどうかという大事な事なのに差別という言葉は該当しないだろう。本当に関係があるのなら差別とは思わないのではないか。それによって、日本国籍が得られれば本人にとって幸せなことだと思う。

新聞には以下の事もかいてありました。以下引用
「日本人男性が日本人女性の子を認知する場合は通常、市区町村の窓口に認知届を提出すれば、それ以上の親子関係確認は求められない。」
引用終わり

それはそうですよね。日本人男性と日本人女性の間に生まれた子は、どう見ても日本人ですからね。同じ基準で考えてはいけないと思います。


国籍法改正のきっかけ

2008-11-25 21:59:57 | Weblog
国籍法改正のきっかけとなった裁判はMSN産経ニュースでみることができる。

産経ニュースの引用開始
国は「父母の結婚で父子が一緒に生活することになり、それによって子供と日本と
の間に強い結び付きが生まれる」などとして「国籍法の規定は合理的」と主張して
いた。

大法廷は「59年の法改正当時、父母の結婚を要件にしたことに一定の合理性は
あった」と判断。一方、「その後の家族関係の意識の変化などを考慮すれば、父母
の結婚で子供と日本との結び付きを判断することは、家族生活の実態に適合しな
い」と指摘。「遅くとも原告が国籍取得届を提出した時点で、『父母の結婚』の要件
は合理的理由のない差別になっており、違憲だった」と結論付けた。
その上で、生後認知を受けただけで国籍を取得できるとして、原告全員の国籍を
認めた

引用終わり

私も、国の主張は正論だと考えます。この事例の場合、なぜ結婚しないのかそちらの方が個人的には気になるところです。子ができれば責任をとって結婚するのが人の道だと思うのです。結婚すればすべてが丸く収まります。まぁ、それができないから裁判ざたになったのでしょうが。日本でも結婚していて、海外に行ったときに遊びのつもりができてしまったのか、本気で好きになり子どもをつくったのかどちらかでしょう。
この場合、男の方に何の罪もないというのはどう考えてもおかしい。国籍法改正にまで騒がれているのに、子どもの権利だけが表面化している。父親の罪はどうなっているのでしょう。モラルの問題と言えばそれまでですが。

この記事で気になるのは大法廷の言い分です。
「その後の家族関係の意識の変化などを考慮すれば、父母の結婚で子供と日本との結び付きを判断することは、家族生活の実態に適合しない」と指摘。
という所です。
家族関係の意識の変化などを考慮すればと述べていますが、日本人の家族関係の意識に何か変化が起きているとでも言っているような文面です。家族というのは父親がいて母親がいて運が良ければ子どもがいる。この家族意識のどこが変化したというのでしょう。母子家庭の家もあります。父子家庭の家ももちろんあります。でも、それはスタート時点においては父母が揃っていたはず。でも諸事情により母子家庭、父子家庭になったにすぎません。好きでなっているわけではない。私も母子家庭で過ごしてきましたが、父母の揃っている家庭にあこがれています。

もし、家族の概念が変化してきているのであれば日本は日本でなくなっていくことでしょう。信じるものがあるからこそ、国は統一した行動がとれるというもの。その信じてきたものが壊れていく時国はばらばらになってしまう。

国籍改正法案

2008-11-25 20:17:57 | Weblog
前にも書きましたが再び国籍改正法案について私の考えを書こうと思います。城内実さん他多くの方が書かれているようにこの国籍改正法案は、日本人にとってプラスになることのない法案です。

今回の改正案では
未婚の日本人男性と外国人女性の間に生まれた子について、父親が認知さえすれば日本国籍を容易に取得できる内容であり、①DNA鑑定を必要とせず、②罰則も一年以下の懲役又は20万円以下の罰金と極めて軽く、合法的な人身売買・児童売春が可能となり、本来日本国籍をもつべきでない者にも容易に国籍が付与されてしまう。安易な法はあっても意味をなしません。
もし、このような法案が認められ不法滞在の多くの外国人が合法的に日本国民となってしまったら日本という国は日本人の生きる場所ではなくなってしまいます。日本の社会の根幹、日本人および日本国の将来のあり方そのものに極めて大きな影響を与えることでしょう。他の国の方を差別する訳ではありませんが、我々が住む日本という国は多くの先祖によって守られてきました。その日本が売国勢力によりむしばまれてしまうのには納得いきません。ドイツでも似たような法案が認められた結果、偽装認知が多発し規制を強化したとの前例もあります。
 日本人の安定した生活があってこそ近隣諸国・世界の人々への援助ができるというもの。

私は、いてもたってもいられないもで自分の住んでいるブロックの参議院に意見を書き、FAXを送りました。見られずにゴミ箱行きかもしれませんが。何もせずにはいられませんでした。民主党の小沢党首のサイトにも書き込みをしたのですが、差別的だったのか掲載されず返事がきました。本人が書いた文かどうかはわかりませんけど。

中身は
「ご意見ありがとうございました。認知した人にDNA鑑定を義務づけることは一案ですが、とりあえず人道的観点から早期の措置を決めた衆議院の判断はそれなりの妥当性があると思います。にせの認知をした親子関係を法務省に納得させるのは容易ではないでしょう。弊害が出たら法改正をしても遅くはないと考えます。」
との事です。何か危機感というものが感じられません。人が善意で動いてくれると思っているのでしょう。法務省の役人の気持ちひとつでどうにでもなってしまうということですよね。

私は、別に外国の方が嫌いと言うことではありませんが私たちの生活が不安定になることだけは避けたいのです。日本に住む国民が皆幸福に暮らせれば、何も言いません。それが今ですらできないのに、新たに不安要素を増やす意味はないと思います。

この不安な気持ちを政治家の人たちは分かってくれないのでしょうか。私は伝統的な日本が大好きです。