Lespedeza Museum of Photography レスペデーザ写真美術館

カメラマンな管理人のおたく趣味の雑記と二次創作&コスプレ写真のブログです。Lespedeza(萩)の花言葉は柔軟な精神。

バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンは「ガソリン車」です!

2015年10月21日 21時37分50秒 | 時事ネタ&ニュース

本日2015年10月21日は1989年公開の映画

「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」

でマイケル・J・フォックス演じる主人公マーティらがタイムマシン「デロリアン」で訪れた30年後の未来のその日(1985年が舞台の第一作のラストから直に繋がっているので30年後になります)ということでネットなどで大いに盛り上がっていたりします。

ところがその中で気になる話を目にしました

NHK NEWS WEB あの”タイムマシン”を再現

前からこの話題は耳にしていたのですが、実際の記事内容を読んであ然。

映画の中で「デロリアン」は、ごみを燃料にして動きますが、同じように、ごみを燃料に動く「デロリアン」を再現して走らせるイベントが、21日に東京で開かれました。

・・・あのう、すいません。デロリアンはガソリン車です。

確かに映画内でタイムマシン「デロリアン」を作ったドクことエメット・ブラウン博士(クリストファー・ロイド)がデロリアンに取り付けられたコーヒーメーカーのような機械に生ごみやら空き缶を放り込むシーンがありますが

その装置、日本では「家庭用核融合炉」と訳される『Mr.フュージョン』はタイムマシンを稼働させるのに必要な電力を生み出す為の物でデロリアン自体はガソリン車なのです。

BTTFシリーズのタイムマシン「デロリアン」は同名の自動車メーカーが発売した唯一の自動車DMC-12(デロリアン)をベースにタイムマシンの回路を組み込んでいるのです。

そしてタイムトラベルに必要な条件は二つ

□1.21ジゴワットの電力
□88mph(時速141.6キロ)のスピード

です。PART1でデロリアンは必要な電力を得るために原子炉を搭載しており、それを動かすための核物質をドクがテロリストを騙して手に入れていた為に大きなトラブルになります。

その反省でPART2以降は劇中の2015年に普及していた家庭用核融合炉(HOME Reactor)であるMr.フュージョンを搭載したのですが、Mr.フュージョンはあくまでも電力を供給するためのものでガソリンがないとデロリアンはタイムトラベルどころか走ることも出来ないのです。

バック・トゥ・ザ・フューチャーを見て

「ごみで車が動く未来社会」に感動し、ドクの技術を実現させたい

という夢を抱いて会社を起こした人の思いに対してツッコミが無粋すぎやしないかと思われる方もいると思いますが

1.このニュースが話題になりタイムマシンのデロリアンが生ごみを燃料にして動くと勘違いする人が多数出ている
2.生ごみで動くという話が原作に忠実というのならバック・トゥ・ザ・フューチャーPART3でマーティやドクが1885年の西部開拓時代で目茶苦茶苦労したストーリーが台無しになる

という事でツッコミをせざるを得ない状況なのです。

ちなみに、冒頭でMr.フュージョンを「コーヒーメーカーみたいな機械」と書きましたが実際撮影で使われたMr.フュージョンは当時市販されていたミル機能付きコーヒーメーカーをベースにでっち上げたれた代物だったりします。

最後に、バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2で描かれた30年後の未来(2015年)が訪れた事を記念してトヨタが制作したPRムービー(マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドが30年の間に実現した技術、実現しなかった技術について語らいます)を紹介してこの記事の締めにしたいと思います。※TOYOTA USAの動画のため全編英語ですがYouTubeの機能で一応翻訳字幕を付けれます。

Fueled by the Future | Back to the Future | Presented by Toyota Mirai

バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー 30thアニバーサリー・デラックス・エディション ブルーレイBOX [Blu-ray]
マイケル・J・フォックス,クリストファー・ロイド,メアリー・スティーンバージェン,リー・トンプソン
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
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