今春の春アニメの中で個人的にお勧めの
『へうげもの』(“ひょうげもの”と読みます。公式HPはhttp://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/)
原作は茶人・古田織部を主人公にしたマンガなのですが、作りが非常によく毎回欠かさず観ている次第だったりします。
そのへうげものなのですが、本日(6/2)放送分が物語序盤の山場とも言える
『本能寺の変』(奇しくも本能寺の変が起こった日は今回の放送日と同じ6月2日だったりします。恐らくNHKが狙ってやったと思われます)
の回でした。
史実だと(現在放送中の大河ドラマ「江」でもそうでしたが)明智光秀が謀反を起こしたことになっていますが、このへうげものだと信長への謀反を差し向けた黒幕がいる次第だったりします。
そういう前提がある中で主人公の古田織部や織田信長、明智光秀など様々な人物の思惑が交錯していき、話の最後は…。
とネタバレ書くのが惜しまれるので詳しくは書きませんがラストまで息を付かせぬ展開に
「これが序盤でいいのだろうか?」
と非常に感慨深いモノがありました。
しかし、今回ストーリーに次いで驚いたのは、本能寺に向かう明智光秀(声の出演:田中秀幸)が
「昭和ブルース」
を(心の中で)歌った事でした。原作でも己の生涯を述懐するために歌わせたそうなのですが、正直ビックリでした。
人様にもお勧めしたいところなのですが、今回のお話に関してはそれまでの流れを知らないとかなり唐突な展開になってしまう上に
「話の最後に少々グロ描写がある」
のではばかられる次第だったりします。
最近のアニメでは珍しいぐらい
『萌え要素がない』
作品である「へうげもの」なのですが、歴史や骨董品(主に茶器)に興味がある方には是非オススメしたい作品です。