キーハンターに、ザガードマン。定番の8時だよ全員集合、11PMに、どてらいやつ(原作花登筺)。
昭和の時代は、TVの時代だった。長島•大鵬•王•馬場&猪木とスポーツ界もTVスターの時代だった。殆ど見た目が全てだった。育ちや教養や中身はどうでもよかった。山口百恵サンの生い立ちも全く気にしなかった。かつてのアイドルなんて、殆どがスラムの出だった。それでも、皆生き生きとして、明日を信じてた。
TVが娯楽の王道だったから、TVで得る情報が全てだった。旧後楽園球場の両翼が80mない事なんてどうでも良かった。王は世界の王だと、全ての日本人は信じた。ジャイアント馬場は世界一大きいと、皆信じた。
TVに映し出される人は、全て大衆とは別格の異次元の存在だった。当時はリモコンなどなかったから、今の様に簡単にチャンネルを変える事もなかった。故に、番組は見る者の生き様を価値観を倫理や哲学を、全て支配した。見る番組を巡って、殴り合いの喧嘩もした。
TVは人生そのものだった。そして今、娯楽の主役はTVからスマホヘ。しかし、スマホから得るのは、薄っぺらな情報だけで、何も学ぶ事はなくなった。ブラウン管の中で輝く長島と、スマホの中でオモチャにされる長島は別モノなのだ。
昭和生まれの世代は、TVで大人になった。TVは人生のバイブルになり得た。俺たちはこれからも”イルカに乗った少年”であり続けるのだ。
テレビは製作者側の作為があります。
その点、ネットの情報は、玉石混交ではありますが、玉が含まれています。
それを見つけ出すのは個々人に任されますが、少なくとも一方的に押し付けられるテレビからの情報より私は信頼できると思っています。
長嶋、王が輝いていたのは事実ですが、それは私が子供だったということもあったと思っています。
大人になった現在、長嶋、王以外にも、いぶし銀のような存在の選手がいたことを知りました。
これは、私に限らず、多くの人がそうではないかと思います。
だから皆、パソコンに、スマホに、夢中になるんだと思います。
テレビには勿論、製作者側の作為がありますが、オコチャマの喧嘩みたいなもので(笑)。ネット上の情報操作は、個人情報の搾取も含めてもっともっと恐ろしいです。スノーデンブログを参照ですが。
TVには強い思い入れがあったので、今でもTVはよく見ます。ネットにのめり込んだ時期はあったんですが、直ぐに飽きちゃったかな。
お陰で今は、ネットより、ものを書く時間が多いですかね。勿論、TVはつけっぱなしです。
でも、長島は輝いてたね。城ミチルもですが(笑)。