この男､119回目の大嘘につき､剥がれ落ちた虚像の果て

　武田鉄矢主演のTVドラマで｢101回目のプロポーズ｣(1991)というのがあった。
　タイトルがあまりにもアホ臭すぎて､話題にはなってたけど全く見る気がしなかった。｢金八先生｣では多少贔屓目に見てたが､それ以来､武田鉄矢はどうも・・・れない。
　因みに､タイトルと写真の武田鉄矢さんは全く関係ありません。悪しからずです。

　しかし､プロポーズも嘘も100回を超えたら犯罪にすべきである。101回目のプロポーズとても､今の時代ならセクハラ犯罪もいいとこだろう。
　日本には”七転び八起き”という諺がある。何度ヤラれても立ち上がるという美学がある。しかし太平洋戦争では､”八起き”した直後に原爆を落とされ､全てを失った。
　この諺の裏を返せば､失敗も7回が限度だということ。同じ様に､プロポーズも嘘も7回が限度だろうか。
　一人スケベだって､7回も続ければ(勿論やった事もないが^_^)､それはオナニーというより､単なる性異常か病気である。
　それどころか､プロポーズも嘘も7回を超えれば､受け入れる側もアホ臭となる筈だ。

　しかし､このドラマでは精神病院に送られるどころか､ハッピーエンドで終わるという。まさに､島国の農耕民族が大喜びしそうなオメデタイ話だ。

119回目の大嘘つき

　一昨日の安倍の記者会見を見てたら､｢101回目のプロポーズ｣を思い出した。
　まるで､武田鉄矢演じる達郎みたいに､ダンプカーの前に身を投げ出し､”わたしはやってましぇ〜ん”と､泣き叫んでる様にも聞こえた。

　過去の国会答弁については､”答弁の中には､事実に反するものがあった”などと述べ､”当時の自民党総裁として､国民と与野党すべての国会議員に深くお詫びしたい”と謝罪した。
　一方で､議員辞職の可能性を問われ､”反省の上に立って職責を果たしていきたい”と述べた。
　殆ど予想通りの大嘘で固めた”言い訳”だったが､正確に言えば､”過去の答弁に118回の嘘があった”と言うべきだろう。そして､”118回の嘘の上に立ち､職責を果たしていきたい”と言うべきだろう。
　結局安倍は､｢桜の会｣の責任を秘書と略式起訴された公設第1秘書に押し付ける事で上手く逃げ切ったのだ。勿論､2人は辞職してる。

　それ以外の答弁でも､”詐欺師”安倍にしては非常に曖昧な点が目立つ。
　”補填は自らの預金から下ろした”としながらも､”事実を確認したのは不正が発覚し捜査が始まった後”と言い､その上､”運営には全く関わってない”とまで言い逃れた。
　最後に､辞職と離党の問いに対し､”政治責任は極めて重いと自覚してる。反省の上に立ち､国民から見て一点の曇りもない様に私自身が責任を持って徹底していく。同時に信頼を回復していく為､国民の期待に応える事ができるよう､初心に立ち返って全力を尽くしていく”と､逃げる様にまとめた。

　全く､”118回目の大嘘”の上に､ここでも大嘘を積み重ねられると､安倍シンパだってアホ臭だろうか。
　”極めて重い責任を自覚”してるのなら､罪を受け入れ､議員辞職する事が国民の信頼を回復する一番の近道だろう。それに､”国民から見て一点の曇りもない様に徹底する”のはアンタじゃなくて検察側だ。これだけでも安倍が検察を牛耳ってるのかは明白だ。
　その上､”初心に帰って”と主張するのなら､議員辞職がまず先だろう。

　勿論､安倍の記者会見や国会答弁のコメントは､専属のスピーチライターが書いてる筈だが､もっとマシなコメントが書けんのかね。主が無能だと影武者までが無能になる。これは何時の世も同じだろう。

国会では118回もウソを

　安倍の大嘘つきは､安倍シンパの間でも有名だろうか？
　そこで､安倍元首相の大ウソの華麗なる遍歴を振り返ります。以下､｢安倍前首相は虚偽答弁のホームラン王｣から一部抜粋です。

　総理大臣がこれだけ”嘘”を重ねていれば､国会審議が成り立つ筈もない。安倍前首相後援会が主催した｢桜を見る会｣前夜祭をめぐる問題で､衆院調査局は21日､安倍氏が2019年11月～20年3月の間､国会で計118回の虚偽答弁をしてた事を明らかにした。
　前夜祭をめぐっては安倍側が､実費と会費(1人5000円)の差額を補填し､政治資金収支報告書に記載してなかった事実が発覚。立憲民主党が安倍氏が国会で繰り返し主張してた”事務所の関与はない”や”補填はしていない”といった､事実と異なる発言の調査を衆院調査局に依頼した所､衆参本会議と両予算委の計33件の答弁で118回の”嘘”があったという。

　国権の最高機関で､平然と嘘をつき続ける姿勢には呆れるというより怒りしか覚えない。同じく安倍が首相時代に関わった森友問題でも虚偽答弁が相次いでいた事が分かってる。
　立憲民主党の川内議員が衆院調査局に対し､2017年2月15日〜18年7月22日までの間､森友問題をめぐる衆参両院の国会質疑と財務省の調査報告書や､会計検査院が参院予算委に提出した報告内容の異なる答弁の確認調査を依頼。11月末の衆院財務金融委で調査局が明らかにした所､報告と異なる答弁が51回確認され､計139回の虚偽答弁が判明したという。
　その内訳は､当時財務省の佐川財局長が108回だった他､中尾財局次長が12回､麻生財務相が3回など。佐川氏の虚偽答弁108回も驚きだが､今回の安倍はそれを上回る118回だから､まさに虚偽答弁のホームラン王と言っていい。

　森友､桜問題でこれだけの虚偽答弁が見つかるのであれば､加計学園獣医学部新設をめぐる疑惑や陸自の南スーダンPKO派遣日報の隠蔽問題､菅政権下での学術会議会員拒否問題などの答弁でも､多くの虚偽が見つかるのではないか。
　以上､日刊ゲンダイからでした。

無能で愚劣な”逃亡者”､安倍晋三

　書いててウンザリもするが､安倍も政治家というより単なる”逃亡者”である。それも｢逃亡者｣(1993)のリチャード･キンブル医師の様に自らの無罪を証明し､巨悪を追い詰めるというスリリングな展開ではない。
　無能で愚かな重犯罪者が検察を味方に付け､国民の疑惑から逃げ回るだけのアホ臭な逃亡劇だ。

　つまり､検察が犯罪者を追えないなら､メディアが犯罪者を匿うのなら､我ら大衆が追い詰めるしかない。
　トランプを最終的に追い詰めたのが､民主党ではなく共和党内部の綻びだった様に､安倍を追い詰めるのは､追い詰められた自民党か綻びかけた安倍シンパしかいない筈だ。
　安倍の118回のウソを信じ込み､散々裏切られてきた安倍シンパが検察に代わり､正義の剣を振りかざしてくれれば､我々国民は何もしなくて済む。

　昨日の国会答弁でも一昨日の記者会見をコピー&ペーストした様な119回目の大嘘が堂々と繰り返された。その上､”説明責任を果たす事ができたのではないか。知りうる限りの事は全て話をさせて頂いた”とも語り､懲りずにウソを積み重ねる。
　それに､辞職を回避するどころか､来年10月に任期満了を迎える衆院選への出馬に関しては､”来年の選挙には出馬し､国民の信を問いたい”との意欲を示した。
　呆れてものも言えないが､今回の安倍の答弁に対し､国民の90%近くは納得していない(Yahoo調べ)。

逃亡者から容疑者へ

　”逃亡者”いや”容疑者”安倍は､国家は勿論､一族の恥でもある。権力に縋り､怯え､長期に権力の汚物に止まったハエと同じで､その上､逃げ足も早い。

　そんな腐ったハエが､日本の頂点に長らく君臨してたのだ。
　本来なら､責任を全て果たしてもらって､政界から追放し､ブタ箱に入れ､ドブ水を吸いながら､119回の大嘘を反省してもらいたい。
　しかし､そこは武士の情けである。過去の不正を認め､自らの政界内での職歴を全て消去するだけでも良しとしようか。
　いや､それでも貴方は安倍サマを支持するのだろうか？