桜坂劇場で「旅立ちの島唄 十五の春」の上映前に桜坂周辺を散歩しました。
桜坂劇場が「桜坂琉映」という映画館だったころに2棟隣におじさんの薬局があって、小学校の頃からよく遊びに行った懐かしい場所です。
東映まんがまつりで映画デビューし、ヒーローもの映画、社会人になってからは寅さんの「男はつらいよ」シリーズに夢中になったものです。
映画の上映前と上映後はおじさんの薬局でおじさんとユンタクしたのは楽しかったな～
おじさんには思春期の悩みや仕事の悩みをよく聞いてもらいました。ありがたい存在です。
自分が甥っ子姪っ子やチビたちのよいおじさんでいるのは、薬局のおじさんの影響が大きいです。今はお盆のときくらいしか会えないですが、いつまでも元気でいてもらいたいです。感謝しています。
そうそう、映画館とおじさんの薬局の間にはストリップ劇場があって、子供心にドキドキしたものさ～。
呼び込みのおじさんに冗談かマジか？今となってはわからないけど、中にはいるかとおいでおいでされたこともあります。
その当事の純真？な私はそのエロイ場所にはいる勇気はありませんでしたが・・残念(笑）
ストリップ劇場やおじさんの薬局だった跡に大きなホテルの建設がはじまっていました。
桜坂の名残のある場所も段々と消えつつありますね～・・さびしいもんです。
映画館の前の公園はきれいに整備されていてビックリしました。
あの頃は、不良のたまり場、ハブがでる場所、首吊りが多い公園で怖かったのですが・・
公園からは、意外と眺めはいいですが、ビルだらけですね・・
公園のベンチで暇そうな沖縄おじぃ連中が5～6名たむろしていました。
私がiPadで公園の写真を撮っていると、リーダーらしきオジィが「にーにー何してる～？」
私「懐かしいから写真を撮っています」
オジィ「へっ？それカメラばぁ～？」
別のオジィ「ふりぬん！それアィポッドというもんさ～」
オジィ「ポッド？ お湯沸かすんか？」 別のオジィ「フラ～か！ 携帯電話さ～」
私の心の声「どれも違う・・・ オジィワールドにはまったらたまらんさ～」
私「あのう、これはiPad（アイパッド）と言って、タブレット型コンピューターです。簡単に言えば、持ち運びできるパソコンみたいなものです。カメラやビデオ機能はついていますが、電話はできないです」とわかりやすく説明したつもりですが・・・・ ？？？のようです。
しょうがないので、iPadの画面をオジィ連中にみせて、インターネットの閲覧、メール、いままで撮影したカメラの画像を操作しながら四苦八苦しながら説明しました。
オジィたち「ハァ～ よくわからんけど、すごいな～ で、ハウマッチ？いくらか？」
私「大体4万円くらいです。それとは別に毎月通信料で5,000円はかかるはず」
オジィ「あいえな～・・・ わんの年金と変わらんさ～・・・」
オジィ連中「やさやさ、ここでゆんたくするほうがジンかからんさ～」
ごもっとも・・・・ 深い・・・・
私「あの～ 映画が始まるので、これで失礼します」
オジィ連中「にいさん、また来いよ～」
オジィたちとは10分にも満たないゆんたくでしたが、1時間にも感じられたオジィワールドの世界でした。
映画が終わって、オジィたちが公園にいるか？こっそりのぞきましたが、誰もいませんでした。
あのオジィたちは、人間だったのでしょうか？
もしや・・・・・
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