夕陽丘

時事問題とロースクールの日常など

◆謎の詩 見えないピラミッド

2006年01月07日 20時40分50秒 | 日記・書評
私は,大地の上に立ち,大地を耕す準備をしている。

私の頭上には,目には見えないが形の整ったピラミッドが浮かんでいる。

いや,それはもしかするとピラミッドではなく菩提樹であるかもしれない。

しかし,ピラミッドであるか菩提樹であるか,そんなことはどうでもいい。

重要なのは,それが整った形をしていることだ。

だから,私はその中を自在に飛びまわれる。

そう。例えば,私がピラミッドのある部分にたたずんでいるとしよう。

私は,そこからピラミッドの頂点を見上げることもできれば,底辺を覗き込むこともできる。

そうすることで,今自分がどこにいるか確認することができる。

もちろん,整った形をしているからこそ,私は,頂点へよじ登ることもできるし,底辺へと降りていくこともできる。

すべては,整った形のまま私の頭上にあることからもたらされるのだ。

だが,忘れてはいけない。私は,大地の上に立っている。そして,大地を耕す準備をしている。