LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

gs

2009年02月14日 | 過去の記事
2月10日、市村と名乗る少年は、ベッドの中にいた。

両手でしっかりと持ったゲームボーイアドバンスにはファイナルファンタジータクティクスアドバンス(以下FFTA)が映し出されている。

風邪をひいた彼は他にやることもなく、この一日に当てられた時間のほとんどをFFTAのプレイ時間へと溶かしていった。



ーー市村さんはFFTAのどこに惹かれましたか?

市村『何よりもインテリジェンスを必要としているところだね。一手一手の操作がそのまま戦況に反映してしまうから』

ーーなるほど、インテリジェンスと言いましたが、それが一番必要とされるのはどの場面ですか?

市村『それは難しい質問だ。なぜならどの場面も一番大切だからね』

ーーそれでは質問を変えます。市村さんはクランのメンバーを少数にしているように感じられます。それは何故ですか?

市村『確かに私のクランは七人の主力選手たちで六席のスターティングメンバーを争う形になっている。私が重要視するのは効率だ。そのためにはパズルは正しい枚数で行わなくてはならない』

ーーそれは使われないピースがあってはならないということですか?

市村『その通りだ。無駄な雇用は無駄な機能しか生まない。多くのメンバーを抱えても、バトルに参加できるのは六人だけなのだからね』

ーーでは、その七人があの七人である理由を教えてください

市村『まず主人公とパートナーのモーグリがいるのはもちろんだとして、私のクランは他に近距離攻撃のソルジャーとウォリアー、遠距離の弓使いを2人、そして回復の白魔導士で成り立っている。そして主人公は近距離攻撃、モーグリは黒魔法での遠距離攻撃と考え、近距離と遠距離を3人ずつで攻撃を展開することを考えている』

ーーそれは何故ですか?

市村『すべては効率のためだ。近距離攻撃のメンバーが多すぎては攻撃の回数が制限されるし、かといって遠距離のメンバーのみだと攻撃の威力が弱まってしまう』

ーーなるほど。他に気になるのは市村さんのクランはジョブチェンジが多いですが、その理由は?

市村『それは私がポリバレントな選手を求めるからだ。一つしかない非常口が塞がれたら、中の人間は死んでしまう。それと同じように様々な役割を与えることで、最悪の事態を招くことを防ぐのだ。主人公のそばうちめいじんは弓使いを経験させることで、近距離攻撃の強さに加えて射程距離も広がったし、弓使いのカロリーナに白魔法を覚えさせたのも、回復経路を2つに増やすためだ』

ーーサッカー元日本代表監督のオシムさんも同じものを求めていました

市村『私も彼はとてもリスペクトしているし、彼のサッカーには共感できる点も多い。しかしそれはとても自然な流れだと私は思う。一種のスペシャリスト的なメンバーは今後使われなくなるだろう』

ーー最後に、FFTAに何か不満があれば教えてください

市村『あえて言うならクランのメンバーの名前が変えられないこと。カタカナの名前の中に1人そばうちめいじんがいるのは目立ちすぎるからね』



(月刊『蜂の巣にしてやる』3月号より一部抜粋)

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