LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

いんたぶ!第二回:市村

2010年06月28日 | 過去の記事
LHFの創始者であり、すべての企画を考える首謀者。ブログでは独自の視点から切り取った"感想"を描き続ける。最近ではポッドキャストのパーソナリティとして"会話"の持つ面白さに魅力を感じ、番組を大幅にリニューアル。そんなブロガーとして、そしてポッドキャストパーソナリティとして挑戦を続ける市村に、いんたぶ!



-ポッドキャストが変わりましたね。

「はい。変わりました」

-以前は"普段の二人を切り取った"ような会話でしたが、より番組っぽい番組になりましたね。

「そうですね。以前は『とにかく面白ければいいだろう』と思っていました。だから喋る内容も考えずに録音を始めて、『さて、今日は何喋る?』というところから始まることも多かったように思います」

-それがなぜ他のポッドキャスト番組のように番組の形態を取るように変わったのでしょう?

「もう単純に他のポッドキャストが面白かったからですね。そもそも僕がポッドキャストを始めたきっかけは深夜ラジオに憧れてっていうのがあったんですね。その深夜ラジオが配信しているポッドキャストを聴いて、やりたいと思っていたんです。つまりそれはプロのポッドキャストを参考にしていたわけでなんです。でも、ふと素人の他の番組を聴いてみたら、それがすごい面白くて。そしてそれがまたプロの方とは違う面白みを持つなとも感じたんですね。そうなると参考にしなければならないのは自明ですよね。というわけで他のポッドキャスト番組を参考にさせて頂いて、今のような形態になりました」

-SEや音楽が入ること以外に変わったことってあるのでしょうか?

「台本を作るようになりました。以前は台本も無ければリハーサルもしない、ぶっつけで適当に喋るってことをやっていました。それでも面白ければ誰かは聴いてくれると。でも、それは間違っていましたね。実力も経験も無い僕らがぶっつけでやって面白い話なんてできるわけなくて。結局これまでの僕らは面白い面白くない以前の問題だったと思います。まず聴くに値しないものを配信していた。とりあえずそれを改善するために、音楽も含めてですけど、番組というフォーマットに乗っけることで初めて舞台に上がることができたんじゃないのかなって思います」

-なるほど。そうやって改善していった"TAKE OUT"ですが、目指すべきところなどはあるのでしょうか?

「ポッドキャストの地位向上です」

-それはどういうことですか?

「僕はLHFというチームを"表現者同士で繋がりたい"いう目的で立ち上げたのですが、『じゃあお前何やってるの?』ってなったときに、果たしてポッドキャストが他の表現に並んでいるのかっていうところに疑問を抱いたんです。例えば漫画を描いてる人やバンドをやっている人は表現者としてのイメージを持ちやすい反面、ネットラジオをやってる人ってどこか表現者としての地位が低いんじゃないかと」

-それを上げていきたいと。

「例えば街を歩いていると、そこらじゅうイヤホンをしている人だらけなわけです。でもじゃあそこから何が流れてるかって、音楽なんですよ、多分。そこをポッドキャストにしたい。それが僕の"戦い"です。一つの番組のパーソナリティとして、ポッドキャスト自体の認知度を上げていきたいです。『面白い番組いっぱいあるよ』っていうのを多くの人に伝えたいですね」

-そうするために必要なことってなんですか?

「まずは自分の番組の質を高めることですね。上に上がらないと声は届きませんから。自分勝手にやっていた番組をフォーマットに乗せたのもそのためですから。そして同時に忘れてはいけないのは自分たちのリスナーを大切にすること。僕らが外ばっかり向いてたら、せっかく一度聴いてくれた人ももう聴かなくなってしまうと思うんです。だからまずは今聴いてくれてる人のために面白い配信をする。そうすることが結果的にリスナーの数を増やすことに繋がるとも思いますし、どんなにリスナーが増えても忘れてはいけない意識だと思います」

-なるほど。一方でブログの更新頻度が落ちてるように感じられますが、あれはなぜでしょう?

「あれはある意味意識的に更新頻度を上げていないっていうのがあります。前までは毎日更新することに価値があると思ってたんです。でも、その一方で更新するための記事、つまりは書く必要の無かった記事も書いていた部分がある。それって誰のためかって、読者のためになってないと思ったんですね。だから毎日更新できなくても、自分が書きたいと思ったことを素直に書こうと考え直した。それが更新頻度が落ちた理由だと思います」


-表現者を繋げるというLHFの活動は?


「とりあえずは自分たちが一人前の表現者になろうというところから始めたいと思います。それが他のメンバーのためにもなると思いますし。個人での頑張りがチームに還元されることが今は一番かなと思います」


ポッドキャストパーソナリティとして、ポッドキャストの地位向上を目標にしていると語った市村。ブログ、ポッドキャスト、twitterと彼の表現媒体は多岐にわたるが、その意思はどこかで一貫しているようにも感じられた。ポッドキャストがイヤホンから流れるまで、市村の挑戦は続く。



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