それは魔法じゃねえ

昨日、納豆を食べた。

おれは納豆は付属のダシのみで食べるのが好きだ。

そしていつものようにダシのパックを開けようとした。

すると、そこに書いてあった文字がちょっと気になった。

「こちら側のどこからでも切れます」

まあよくあるやつだ。

そこまで切る場所の自由度が大切なのかはよくわからんが、

まあ便利ではあると思う。

しかし、もっと気になったのは、その横に書いてあった文字。

「マジックカット！」

…

「こちら側のどちらでも切れます」の横に書かれた「マジックカット！」の文字。

おいおい、ちょっとまて。

お前それはどう考えても“魔法”じゃねえ！！

なんなら“科学”だし、“技術”だ。

“魔法”って！

もはやこの技術を開発した人を侮辱している。

別に原理分かるし。

“ちっちゃい穴がいっぱいあることで切れ込みができて…”だし！

ダシ…だし！

…

失礼。

とにかくなんか腑に落ちない感じで納豆を食べるハメになった。

どう考えても“魔法”じゃない。

ホグワーツか、って。

ハッフルパフか、って。

『クィディッチ今昔』か、って。

もう…

レタスワーム。