LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

ドランクドラゴン

2009年06月14日 | 過去の記事
笑神降臨のドランクドラゴンの回を観た。一組の芸人が30分がっつりコントをやるという、NHKが現在のお笑いに対する反抗のような番組。それにドランクドラゴンが出ていたのを観た。

笑った。とにかく笑った。今年始まって一番笑ったかもしれない。こんなに笑ったのは久しぶり。それくらい笑った。

何がすごいか。それはボケのみで笑ってしまうということ。昨今のお笑いのネタには、ツッコミで面白くしたり、ツッコミ自体がボケの役割をしているようなものがあったりと、ツッコミの重要性が観ていてわかるようなネタが多い。しかし、ドランクドラゴンの鈴木のツッコミは下手だ。たぶん誰が見ても分かるくらい下手。それなのに、あんなに笑ってしまうのは、やはり塚地のポテンシャルの高さゆえだろう。

コントは演技だ。その中で、塚地のキャラクターにはリアリティがある。おかしなことをやっているキャラクター。それを塚地はすんなり日常に溶け込ませ、その対比に笑いを付加する。そこで重要視しているのはキャラクターの部分だと思われる。それはつまり“変なこと”を見せるというよりは、“変な人”を見せる。そんな印象を受ける。そしてそれを成立させる。凄い。

今、塚地は俳優の仕事をたくさんやっている。それはやはり彼がプレイヤーとして非凡だからなのだろう。彼がすごく俳優として能力があるのも分かるし、彼の演技で笑ってしまう。しかし、やはり『ドランクドラゴン』の塚地が一番面白いと思ってしまうのだ。

塚地はもうちょっと自由が効くようになったら、『ドランクドラゴン』をやって欲しいと思う。一人で待ってる鈴木のためにも。

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