ダンマリ一家のお喋り嫁日記

母サラリーマンしています。中学生の一人息子と3人暮らしです。

不滅の恋人

2007年04月13日 06時32分03秒 | 私の好き好き
今日は本の話。
青木やよひの『ベートーヴェン<不滅の恋人>の謎を解く』をやっと読み終えました。
これは映画にもなった有名な話で、ベートーヴェンが亡くなった翌日甥に譲る遺産の証書を探していたら、手文庫の中に一緒に宛先人不明の恋文があり、それが誰でそしてその後その人が<遥かなる恋人>になってしまう経緯をこれまで色々な人達が研究してきています。
作者もウィーンを始め、手紙が書かれた旅行先を巡り、諸説を検証して、彼女の物凄いストリーが書かれています。

ベートーヴェンって孤高の人って感じですけど、生前から有名だったし、結構もてたみたいですね。
え~とそれで内容ですけど、超あっさり言うと、なかなか運命の人とは巡り会えないで恋愛を積み重ねていた彼は、ある人妻にこれまでに無いものを感じ、しかも相思相愛である事がわかり、駆け落ちしようと思っていた矢先、そのお相手が旦那の子を妊娠し断念。
またその少し後元彼女に自分の子が出来てしまった事を知らされ、断腸の思いでその恋を断念したと言う話。
ダブルで違う相手との子を作ってしまう・・しかもその子達は1ヶ月くらいの差で生まれている・・、なかなか凄い話だ・・と思い返す度思う。
こんな劇的な話を時間を掛けてやっとの事で乗り越えて、最終的に第9に繋がるって聞くと何だか重みが深まりますな~。