今日はてんぷらを揚げた。この際だから、料理のレパートリーを広げようと、日々楽しんでやっている。思ったよりも時間がかかってしまい、いつもよりも食べ始めが一時間ほど遅れてしまった。でも、家で揚げるのは美味いね。見た目はゴツいんだけど・・・・。
さて、久しぶりの音盤ネタも省エネ・モードのボキャ貧エントリだけど、まあお許しあれ。
マーラー/交響曲第5番
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1973年
ツイッターの方で、ちょっと前につぶやいたのですが、この演奏を先日聴きました。初めてではありませんが、ずいぶん久しぶりでした。LPリリース当時に、早くも購入した合唱仲間の誰かのレコードを友人Tと一緒に聴いた憶えがあります。その前に ザルツブルグでのライヴがFMで放送され、カラヤンのマーラーはそちらで一足先に聴いておりましたが、このセッション録音の精緻さ、美しさは、また格別であったのをよく憶えています。その後、ずうっと長い間聴いていませんでした。数年前に、懐かしさからオークションでレコードを入手。そして、それからしばらくして、このCDを「やっと」入手しました。
ひさしぶりに聴いて、これはやはり素晴らしい演奏でした。アマゾンやHMVのレビューでは、みなさん、いろいろと申されております。今の私には、そんな、ちょっと前までしたり顔で言いまくってた「ああだこうだ」は、今はとても言う気も無く、ただただ、この演奏の凄さに、レコード(再現)芸術の超一級品としての素晴らしさに圧倒され、こういうものに接する悦びを噛みしめるのみです。
忙しい時だからこそ、音楽は大事に聴きたいもの。一応、スコアを眺めながら聴きました。先週、2楽章まで聴き、週明けに2楽章と3楽章を聴き、そして、昨日、3楽章から最後まで聴きました。
特に第2、第3楽章の素晴らしさ、美しさには新鮮な驚きを禁じえませんでした。この演奏って、こんなに凄かったかい???今まで何聴いてたんだか???そんな感じでした。アダージェットよりも、むしろ、その二つの楽章の丹念な描きっぷりにカラヤンの手腕の凄さをあらためて感じました。「綺麗過ぎ」「決まり過ぎ」と思う人もいるのでしょうが、そりゃ贅沢ってもんでしょ。
他の人が逆立ちしても出来んような固有の世界を創ってんですからねぇ。
↑HMVサイトへ
以下、しょうもないのですが、今までのマーラー5番記事
スウィトナー
大植(大フィル定期)
バーンスタインNYP
ショルティ、シカゴ響(来日公演)
ショルティ、シカゴ響
アバド、シカゴ響
バルシャイ、ユンゲ・ドイチェ・フィル
バーンスタイン、ウィーン・フィル
さて、久しぶりの音盤ネタも省エネ・モードのボキャ貧エントリだけど、まあお許しあれ。
マーラー/交響曲第5番
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1973年
ツイッターの方で、ちょっと前につぶやいたのですが、この演奏を先日聴きました。初めてではありませんが、ずいぶん久しぶりでした。LPリリース当時に、早くも購入した合唱仲間の誰かのレコードを友人Tと一緒に聴いた憶えがあります。その前に ザルツブルグでのライヴがFMで放送され、カラヤンのマーラーはそちらで一足先に聴いておりましたが、このセッション録音の精緻さ、美しさは、また格別であったのをよく憶えています。その後、ずうっと長い間聴いていませんでした。数年前に、懐かしさからオークションでレコードを入手。そして、それからしばらくして、このCDを「やっと」入手しました。
ひさしぶりに聴いて、これはやはり素晴らしい演奏でした。アマゾンやHMVのレビューでは、みなさん、いろいろと申されております。今の私には、そんな、ちょっと前までしたり顔で言いまくってた「ああだこうだ」は、今はとても言う気も無く、ただただ、この演奏の凄さに、レコード(再現)芸術の超一級品としての素晴らしさに圧倒され、こういうものに接する悦びを噛みしめるのみです。
忙しい時だからこそ、音楽は大事に聴きたいもの。一応、スコアを眺めながら聴きました。先週、2楽章まで聴き、週明けに2楽章と3楽章を聴き、そして、昨日、3楽章から最後まで聴きました。
特に第2、第3楽章の素晴らしさ、美しさには新鮮な驚きを禁じえませんでした。この演奏って、こんなに凄かったかい???今まで何聴いてたんだか???そんな感じでした。アダージェットよりも、むしろ、その二つの楽章の丹念な描きっぷりにカラヤンの手腕の凄さをあらためて感じました。「綺麗過ぎ」「決まり過ぎ」と思う人もいるのでしょうが、そりゃ贅沢ってもんでしょ。
他の人が逆立ちしても出来んような固有の世界を創ってんですからねぇ。
↑HMVサイトへ
以下、しょうもないのですが、今までのマーラー5番記事
スウィトナー
大植(大フィル定期)
バーンスタインNYP
ショルティ、シカゴ響(来日公演)
ショルティ、シカゴ響
アバド、シカゴ響
バルシャイ、ユンゲ・ドイチェ・フィル
バーンスタイン、ウィーン・フィル
カラヤン以降、このクオリティでなければ同曲を聴けなくなってしまった(^^;。
そう言えばハイティンクのマーラーはずいぶんとご無沙汰だなぁ・・・にわかに聴きたくなってきました。
第5番では一番好きな演奏はテンシュテット/LPOです。
私は、最近になって、この演奏の凄さを再認識しました。
アダジェットも無類の美しさですね。
テンシュテット盤も素晴らしいですね。しばらく棚に引っ込めたままになってるので近々聴いてみましょう。
誰しも、好き嫌い、自分の尺度がありますから、それぞれが自分の心にピッタリと来る演奏を楽しめばいいですね。私は、あまりピンと来ない演奏でも人が薦めるのを見聞きすると、とたんにその演奏の魅力に気付いたりすることも多いです。
やはりこの演奏にはいろいろな意見があるのですね。
それもこれも個性と完成度の高さの証と思います。
それくらい高い完成度で問題提起をし、聴き手を挑発する演奏であることはそれだけで存在意義がある気がします。
しかもその演奏の輝きは録音してから40年近く過ぎて、カラヤンが亡くなってもいまだに失われない。
やはりそれも一つの行き方として受け入れられている証ではないでしょうか。
しかし、改めて聴き直し、カラヤンとベルリン・フィルが決して外面的な美しさばかりを追求して中身がないと言うことはない気がしました。
その意味でもやはり名演と思います。
>決して外面的な美しさばかりを追求して中身がないと言うことはない気がしました。
私も本当にそう思います。
彼の没後、ちらほらと出てきたライヴなど聴いていますと、やはり生身の人間。人間臭く、彼なりの審美眼を通して驚くような演奏の数々を聴かせてくれていたんだと、あらためて思います。細部の誇張みたいなことをするのが少ないのも、形にならん曲には手を出さないのも、一種のダンディズムみたいで、カッコいいと、私は思います。