今日、ブログ開設13年目を迎えた。
ここ数年はますますユルく薄くなって、いつ閉じても誰からも惜しまれないのだけども、ただただ自分がやりたいから続けている。
そんな今朝、日野原重明さんの訃報を知る。
「死とは生き方の最後の挑戦」という言葉は瞬時に心まで届いた。
「残された命をどう生きるか」の話も、私には切実だ。
2014年2月に多発性骨髄腫(病期3a)を告げられ治療を続けている。
治療開始当初、「残された命をどう生きるか」ということを本当に考えた。
「命とは使える時間があるということ」
「じゃあ、何に使うか?」
それは、私の師匠が私にくれた言葉
「いま、できることをする」
それに尽きる。
「命の終わりが近いよ」と告げられたら、自分のためばかりに時間を使うなんてみっともないな。
家族や友人、仕事でかかわった人たちのために少しでも役立って、最後まで「ええかっこしい」で行きたい(生きたい)ものだ。
(と、精一杯かっこつけておこう)
今、自分の病状は安定していて、抗がん剤休薬も4か月になろうとしている。
主治医は「維持療法をより強固にするために、今からでも(あらたに)薬をつかってもいいよ」と言ってくれるが、もうしばらくは副作用のない「普通の生活」を続けたい。
元気な方が「いま、できること」もたくさんできるから。
台所の高い天井の掃除とか、妻が寝ている部屋の片づけとか、ピアノ周りの片づけとか、そんな何でもない事を順番にひとづずつ「片づけ」ていきたい。
もちろん、自分のことも・・・・ピアノの練習も、もっとしたい。
音楽を聴くことは、そんなにあれもこれもとは思わないけど、一回一回を大事に聴きたいとは思う。
仕事の上では、今年、また子どもたちの音楽行事に関わらせてもらうことになった。
去年「最初で最後」と思ったのだが、奇跡はもう一度訪れた。
なんと大げさな、と思われるだろうが、私の中では本当に「奇跡」なのだ。
がんばるしかない。
写真はいずれも妻撮影(我が家の裏庭にて)
ブログを開設されてもう13年にもなるのですね。
と同時に親父りゅうさんとお知り合いになって13年…感慨深いです。
今出来ることをする、私の心にも響きました。
物事をつい先延ばしにしたりあれもこれもと欲張り焦る日々ですが…
このブログが閉鎖なんてしたら泣いちゃいますヨ、私も周りの皆さんも。
どうかご自分も労って長く続けてください╰(*´︶`*)╯
コメントくださり大変うれしいです。
そうですよね、(ネット上で)知り合って13年!
お互いにいろいろとありましたが、こうやって互いに無事を確かめ合う(?)ことができるってことはいいことですよね。ありがたいことです。
どうぞ、これからもよろしくお付き合いください。
私は、まだまだ元気ですので
ちょうどブログというものが爆発的に普及したころに始めたのですが、narkejpさんも同年開始でしたよね。
私は、ホント、テキトウ路線でやっていますが、narkejpさんは毎日更新で、しかもずっと変わらぬ読後爽やかな筆致が本当に素晴らしいと思います。今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。