乾坤

Win書道による書と雑感を書いています。書と雑感を併せて一つの作品となればと思います。

雨情

2005-02-17 08:03:43 | 
雨情という熟語は無いのだろう。しかし、頭の中に雨を思い浮かべるとこの言葉が浮かんできた。野口雨情の号が起因になっているのは間違いない。

まっさらな状態から、私は雨情と言う言葉を思い浮かべられたであろうか。きっと思いつかない。雨と言う字を使わないで、雨の雰囲気を伝えたい、そんな風に回り道をするに決まっている。

明日からまた雨。続けば少し哀しい。身勝手にもそんな風に感じる。

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1 コメント

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 (JIRO16)
2005-02-17 17:51:21
「風情」はありますが、「雨情」はありませんね。にも関わらず、演歌のタイトルには「○○雨情」等というものを見つけます。

「○○慕情」と同じ類の使い方をしているのでしょう。

慕情よりも湿り気を感じさせる効果があるのでしょうか。



「情」という字には、何らかの心の動揺を見出してしまいます。

「激情」ならば、そのハネは気持ちの高ぶりにも見え、「非情」ならば鋭い棘のようにも感じ、「旅情」ならば、遠い記憶を追いかける切ない思いを感じたりします。



「情」という字は、不思議です。
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