乾坤

Win書道による書と雑感を書いています。書と雑感を併せて一つの作品となればと思います。

副島 蒼海

2004-06-29 19:17:08 | 
蒼海の奇抜な書は意匠的な作品ではあるが、作意を感じさせない自然さがあるように思う。私は、彼の作品全てがこのような作品なのかと思っていたが大きな間違いであった。

九段下の玉川堂に飾られていた行草の一幅は清清しく強かった。こんな感じの物も書いているのだと知り驚いた。きっと、このような書も奇抜な書も同じレベルで書かれているに違いない。

一貫された思想の中で作品が作られ、その作品の表現方法が変化に富んでいる。そのことに、私は彼の偉大さを感じる。

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