「百ます計算」というのをご存じない方はいらっしゃらないでしょう。岸本裕史という元小学校教師の方が考案されたそうです(ウィキペディアを参照)。この方はもうすでに亡くなっていらっしゃるようですが、この方の考案された百ます計算を世の中に知らしめたのが陰山英男という方です。陰山氏がこの百ます計算を活用し、小学生の基礎学力向上に成果を見せたことが百ます計算を有名にすることになったのでした。
百ます計算の様式を右図に示しました。これはインターネット上で自動的に作成できるサイトでこしらえたものですが、百ます計算の方法は単純で、左上に「+」とあれば、それぞれ交差するマスをどんどん足してゆくというまさしく計算ドリルです。ドリルというのは本来的には複雑な要素が入ってはいけない。それは単純な練習を無意識的に行い、ある技能を自動化してしまうという訓練です。その意味で百ます計算は小学1年生にも理解可能なようにもってつけのドリルだと言えるのです。
実はわたしはこの百ます計算というのをやったことはないのですが(今からやってみようと思っても、やる気がしないのは年齢のせいか?)、非常に興味は持っています。これは小学生だから、あるいは友達と一緒に学校という場で行うから集中して行える代物なのかもしれません。
いずれにしても、この百ます計算というものにとても興味を持っています。わたしは現在、非常勤講師ではありますが、英語教師の端くれであることはすでに別の記事で書きました。そんなわたしはこのような機械的訓練を英語にも応用できないかと少し考えたことがあります。そうすると次のような教材があるのを知りました。
これぞまさしく英語の百ますドリルです。実はこれは以前も紹介させていただいた「英語教育2.0 ~my home, anfieldroad~」というブログで知ったものです。この問題集の見本を右図にて見てみましょう。
「百ます」っぽい感じがします。実は「3×7=21ます」なんですが。これで何ができるのか。1つには三人称単数現在の練習ができるでしょう。もう少し発展させれば否定文や疑問文の練習もできるでしょうし、過去形の練習にも応用できるでしょう。
そんなわけでこの問題集を各学年1冊ずつ購入してみようかと思ったのですが、正進社という出版社は「個人向け」には販売しておらず「学校向け」の商品のみだということを知りました。残念ながら…でした。
こういった機械的な練習を通して学ぶことは、教師に長い説明をされて学ぶよりは簡単だし、身に付くのではないかとわたしは思っています。特に三人称単数現在の-sなどは教師にとっても合理的に説明のしようがないものなのではないかと思います。なぜ-sをつけるのか、ということよりも、-sをつけるのだということを知っておくことが、そして実際に生徒自らが判断して三人称単数現在の時には一般動詞の語尾に-sをつけることができるようになることが大切なのではないかと思います。
とても惜しい教材だと思いました。1冊ずつだけでも購入の方法があるのかどうか、今度学校の正規職員に尋ねてみようと思います。
これは余談ですが、『英語のたてよこドリル』の発売元である正進社のホームページではファイルが数点ダウンロード可能になっており、その中にはとても便利なファイルも含まれています。例えば、中学1年生を終えた頃から書きたくなる人には書きたくなる筆記体。この練習プリントがPDFファイルで公開されています。
筆記体ペンマンシップのダウンロードページへ
わたしもこのファイルを使わせてもらい、筆記体をかけるようになりたいという生徒がいたらこのプリントを配布したいと思います。
その他の参考サイトを以下にあげておきましょう。とはいっても、もうすでにリンクを張っているものですが。
㈱正進社 ホームページ
英語のたてよこドリル
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百ます計算の様式を右図に示しました。これはインターネット上で自動的に作成できるサイトでこしらえたものですが、百ます計算の方法は単純で、左上に「+」とあれば、それぞれ交差するマスをどんどん足してゆくというまさしく計算ドリルです。ドリルというのは本来的には複雑な要素が入ってはいけない。それは単純な練習を無意識的に行い、ある技能を自動化してしまうという訓練です。その意味で百ます計算は小学1年生にも理解可能なようにもってつけのドリルだと言えるのです。
実はわたしはこの百ます計算というのをやったことはないのですが(今からやってみようと思っても、やる気がしないのは年齢のせいか?)、非常に興味は持っています。これは小学生だから、あるいは友達と一緒に学校という場で行うから集中して行える代物なのかもしれません。
いずれにしても、この百ます計算というものにとても興味を持っています。わたしは現在、非常勤講師ではありますが、英語教師の端くれであることはすでに別の記事で書きました。そんなわたしはこのような機械的訓練を英語にも応用できないかと少し考えたことがあります。そうすると次のような教材があるのを知りました。
これぞまさしく英語の百ますドリルです。実はこれは以前も紹介させていただいた「英語教育2.0 ~my home, anfieldroad~」というブログで知ったものです。この問題集の見本を右図にて見てみましょう。
「百ます」っぽい感じがします。実は「3×7=21ます」なんですが。これで何ができるのか。1つには三人称単数現在の練習ができるでしょう。もう少し発展させれば否定文や疑問文の練習もできるでしょうし、過去形の練習にも応用できるでしょう。
そんなわけでこの問題集を各学年1冊ずつ購入してみようかと思ったのですが、正進社という出版社は「個人向け」には販売しておらず「学校向け」の商品のみだということを知りました。残念ながら…でした。
こういった機械的な練習を通して学ぶことは、教師に長い説明をされて学ぶよりは簡単だし、身に付くのではないかとわたしは思っています。特に三人称単数現在の-sなどは教師にとっても合理的に説明のしようがないものなのではないかと思います。なぜ-sをつけるのか、ということよりも、-sをつけるのだということを知っておくことが、そして実際に生徒自らが判断して三人称単数現在の時には一般動詞の語尾に-sをつけることができるようになることが大切なのではないかと思います。
とても惜しい教材だと思いました。1冊ずつだけでも購入の方法があるのかどうか、今度学校の正規職員に尋ねてみようと思います。
これは余談ですが、『英語のたてよこドリル』の発売元である正進社のホームページではファイルが数点ダウンロード可能になっており、その中にはとても便利なファイルも含まれています。例えば、中学1年生を終えた頃から書きたくなる人には書きたくなる筆記体。この練習プリントがPDFファイルで公開されています。
わたしもこのファイルを使わせてもらい、筆記体をかけるようになりたいという生徒がいたらこのプリントを配布したいと思います。
その他の参考サイトを以下にあげておきましょう。とはいっても、もうすでにリンクを張っているものですが。
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