辞書を読む
小学校の卒業記念に辞書を学校からいただきました。しかし僕は中学校ではその辞書は使わずに、家にあった『チャレンジ英和和英辞書』を主に使っていました。この辞書には目の焦点をずらすと文字が浮かび上がる仕掛けがしてあるページがあって、よくそれで遊んでいました。この辞書は和英もページは少ないながらついているのでこの日本語は英語でどういうのだろうと思ったと思ったときにはよく見ていました。
辞書の引き方を学校で習った記憶はありません。どこで習ったかといえば、小学校からやっている公文。英語学習にとって辞書と仲良くなれたというのは幸運なことでした。公文ではよく辞書を引かされました。意味のわからない単語が出てきたとき、先生に聞いても決して教えてくれません。必ず「辞書で確認しなさい」と言われました。最初は面倒でしたが、次第に辞書ひきが速くなり、先生から言われる前に辞書を引く自分がそこにはいました。公文では小学校でもらった辞書を使ったり、備え付けの辞書を使ったりしていました。『チャレンジ英和和英辞書』は大体学校において帰ったり、カバンの中に入れてあったりしていました。まとめると次のような感じです。
学校で使うのは⇒『チャレンジ英和和英辞書』
公文で使うのは⇒小学校でもらった辞書、備えつけの辞書
辞書を使い分けたのは後から振り返るとこれまた幸運なことでした。『チャレンジ英和和英辞書』は英語学習初期の段階(小学校6年生)から使っていたのですが、単語の読みがカタカナで書かれているのでどう読むのかがはっきりしました。単語は読めなければいけないだろうと思っていましたし、読めなければムズムズしてしまうのでこの『チャレンジ英和和英辞書』は僕にとっては使い勝手のいいものでした。
一方、公文で使っていたもう少し上級者向けの辞書は何が良かったかといえば発音記号が読めるようになったということです。発音記号の読み方について特別の指導は受けたことはありませんが、辞書を引き、発音記号を見て発音をしてみて、それを先生に確認するという方法を続けているうちになんとなくわかるようになってきました。Cが反対になった記号を「オ」と読むのだということなどはすぐに覚えられましたし、aとeの中間音を表す記号などはよく考えたものだと感心していました。
それでも和訳は不得意
英語学習を振り返る上で、そういえば和訳は苦手だったような気がします。おそらく(中学)2年生だったと思いますが、夏休みにまとまった英文を訳す課題が出されました。英語に苦手意識のなかった僕ですが、和訳がうまくいかない経験をそこでしました。きちんとした日本語にならないもどかしさからその課題は完成せずに終わったように思います。課題を提出せずに怒られたのかどうかは覚えていませんが、英語の奥深さを知りました。
しかし不得意だからといって嫌いになったわけではありませんでした。めんどくさいという思いが先に来ただけで、「時間をかければできるわい」くらいの思いでした。ただ、そのころは時間をかける作業がめんどくさかったのですね。
はじめてのテスト
英語は好きな科目だったので中学校に入っての初めての試験はかなり気合を入れていたように思います。どんな勉強をしたのかまでは覚えていませんが、点数は覚えています。98点でした(アレ?97点だったかな?)。僕が点数のことで覚えているのは98点か97点かということもあるのですが、それよりも何よりも隣の女の子に1点ほど負けたということです。たぶん僕が97点で隣の女の子が98点だったような気がします。一年生の最初のテストなのでみんな高得点を取るのですが、1点負けたということが意外に悔しくてたまらなかったなということを思い出します。
(つづく...)
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